マーケティングアジェンダ2021外伝 #01
元ネスレ高岡浩三氏、ファミマ足立光氏によるキーノート「イノベーションメソッドの根本に迫る」【マーケティングアジェンダ2021レポート外伝_第1回】
2021/11/09
日々の生活の中で、「顧客理解・人間理解」を深めるためのアドバイス
高岡氏のお話の後、足立氏から「人間理解を深めてイノベーションをしていくためのアドバイスはありますか?」という質問がありました。
「発想がない企業、上司はどうしても説得できない。他部署を巻き込みながら、スモールテストで実証していくしかない。上司は大きな失敗をするのが一番怖いはず。権限の範囲で小さなテストを繰り返して、成功体験がない、理解ができない、頭がかたい上司に結果を見せるしかない」
また、高岡氏はこう続けます。「イノベーションを推進するには、知っている人間が伝えるしかない。例えば、自分でランチ会を開き、社員に直接説明する機会を設けた。また、日本の常識は全て疑う習慣をつける。これは本当か?と常に思うようにする。レッスン材料はどこにでもある。わからなければ調べればいい。
日本でダイバーシティは推進しにくい。物理的にダイバーシティをつくり出すのは困難。だから思考を鍛える。会社を辞める時に代行業を使うのが流行っているが、それを笑わない。それが新しい現実だと思い、常に笑わない、受け入れる訓練が必要」だと。
まとめ
金言が散りばめられた良いセッションでした。常に顧客の問題に向き合い、当たり前を疑い新しい現実に目をむけながらマーケティングをしていくことが基本姿勢ですね。他にもマーケティングアジェンダ2021の記事をまとめておりますので、ぜひご覧ください。・キーノート#2 「スポーツ」と「人間理解」。テクノロジーの歴史から人の求めるモノはどう変化を遂げたのか?
・キーノート #1「ある経営者の人間理解についての考察」と最終日のラップアップから人間理解の本質に迫る
・消費者インタビューで感想戦!本当の「インサイト」はどこにあるのか?伊東氏、大松氏による”お客様訪問インタビュー実践講義”から学ぶ!
を順次公開予定です。
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キーノート#2「スポーツ」と「人間理解」。テクノロジーの歴史から人の求めるモノはどう変化を遂げたのか? につづく。
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