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伊東塾

【沖縄開催が決定】元P&G 伊東正明氏「伊東塾」、勝つマーケティングの原理原則を伝授

日本各地で人気を集める「伊東塾」が沖縄上陸

 P&Gのグローバルのバイスプレジデントを務めた伊東正明氏による、マーケティング・プログラム「伊東塾 in 沖縄」が12月11日、12日の2日間、沖縄で開催されることが決定した。

 伊東氏は、P&G時代に「アリエール」のマーケティング戦略を手がけたことで知られている。その戦略によって、粉末が中心だった日本の洗剤市場に、液体洗剤を浸透させることに成功、さらにファブリーズのグローバル戦略を組み立て、全世界の売上増加に大きく寄与している。

 伊東氏は、「マーケティングは本来、シンプルな存在。その原理原則と考え方をカラダに叩き込み、実践の場で仮説・検証・反省のサイクルを繰り返すことで、どんな状況でも顧客を動かせることができます」と語る。そこで、この「伊東塾」では、伊東氏が20年以上に渡ってP&Gで培い生まれた、マーケティングの原理原則となるフレームワークを講義とワークショップで伝えていく。



 東京開催の「伊東塾」は、告知後わずか2週間で定員50人が埋まり、その満足度も高く、全プログラム終了後のアンケート「伊東塾への参加を、他の人に勧めたいですか」には回答者全員が「勧めたい」と答えたほど。また、「伊東塾 in 大阪」を11月に行うほか、特定の企業向けにカスタマイズする「プライベートレッスン伊東塾」も各地で開催している。「伊東塾 in 沖縄」詳細はページ下部を参照。
 

なぜ沖縄のお弁当屋さんが「伊東塾」に参加したのか

  伊東塾が東京・大阪に続いて、沖縄で開催することが決まった背景には、東京開催の伊東塾に、沖縄でお弁当チェーンを展開する上間フードアンドライフの代表取締役上間喜壽氏が参加していたことがある。そこで、伊東塾に参加したきっかけと、沖縄開催への思いを聞いた。
 
上間 喜壽 氏
 

――伊東塾の東京開催に、なぜ沖縄から受講したのでしょうか。


 沖縄県で沖縄風天ぷらを売りにした「上間弁当天ぷら店」を6店舗経営していますが、マーケティングについては、定量的に数値から組み立てていく方法がわからず、感覚的に取り組んでいました。そこで、売上をしっかり伸ばしていくためにも、マーケティングを体系的に学びたい、しかも、どうせ学ぶのであればトップから学びたいと思い、「伊東塾」の受講を決めたのです。毎回、沖縄から東京に通っていました。
 
上間弁当天ぷら店
 

――実際に受講してみて、学んだ点は?


 定量的な考え方はもちろん、ターゲットの決め方、ベルソナのつくり方が参考になりました。学んだことをもとに、今期のマーケティング戦略を全部、組み替えたんですよ。必要な売上のために何人のお客さまが必要で、その人たちにアプローチするメディアは何か、改めて考え直して、現在は実行に移している段階です。 
 

――「伊藤塾in沖縄」を沖縄で開催したいと思った理由は?


 沖縄の企業の方とお話ししていても、マーケティングに対してきちんとした考えを持っている会社は少ないと感じていました。一方で、いま沖縄には大手ナショナルチェーン店の出店が増えるなど、競争相手も変わっています。

 そうした中で、伊東さんのフレームワークは、大手企業から地場の企業まで幅広く活用することができ、沖縄らしさや地場企業の強みを伸ばすことができると思っています。ぜひ「伊東塾in沖縄」を受講してほしいですね。
 

伊東氏 プロフィール

P&Gにてジョイ、アリエールなどのブランド再生や、グローバルファブリーズチームのマーケティング責任者をアメリカ・スイスにて担当。直近までヴァイスプレジデントとしてアジアパシフィックのホームケア、オーラルケア事業責任者、e-business責任者を歴任。2018年1月より独立、ビジネスコンサルタント。

 

伊東氏 コメント

 「『沖縄にいると経営に関する勉強会のチャンスが少ない』と伺った時から、微力ながらお手伝いできることが無いかと悶々しておりました。沖縄開催という機会を頂けて非常にうれしく思っていますし、楽しみにしています。私は、マーケティングというお客様基点の経営手法はシンプルな原則に基づいていると思っています。そのシンプルな手法を包括的に、でもできる限りわかりやすくお話させていただければと思っています」
 

塾生(東京開催)コメント

 クライアント視点で、ここまで整理された議論を聞けるうえに、実際のビジネスアウトプットも関連した成功・失敗事例を話してもらえる講座は、他にないと思います。(アジャイルメディアネットワーク 徳力 基彦氏)

 内容の全てがマーケティング担当者、特にブランド担当者にとって、必須な知識と意識、心構えでした。(エバラ食品工業 毛利 英輔氏)

 これほど、実践に基づいたマーケティング研修は無いです。成功談だけでなく、うまくいかなかった話も織り交ぜて、お話いただけることが大変貴重でした。また、伊東さんの話術も素晴らしく、こんなに2時間ワクワクしながら聴ける講義はなかなかないと思います。(インテージ 小金悦美氏)

 勧めたいのは会社の中のコミュニケーション、マーケティングにかかわる人すべて、 勧めたくないのは競合他社です(笑)。(国内電機メーカー 広告担当)


 

各回 プログラム予定

①マーケティングのフレームワーク WHO/WHAT/HOW
  • マーケティングとは何か?
  • ビジネス目標を消費者目標に解釈することから始まる
  • 販売目標を決めるもの
  • WHO/WHAT/HOWの概要
②WHOの実践
  • ターゲットの設定
  • 人間の脳の仕組み
  • 消費者理解の仕方
  • インサイトとは何か、その探し方
  • 量的調査と質的調査
③WHATの実践
  • お客さまは、なぜ購入するのか
  • ブランディング、エンゲージメントとは何か
  • 競合は誰か
  • POD /POP /POFモデル
④HOW -タッチポイント
  • 認知と想起、配荷
  • 「Receptivity(顧客受動性)」を狙え
  • メディアの基本(リーチ、フリークエンシー)
⑤HOW -メッセージ
  • よい広告とは何か
  • 広告アイデアとは何か
  • よい広告をクリエーティブに制作してもらうためには
 

参加者企業一覧 ※2018年10月6日現在

・アサヒプラント ・アディッシュプラス
・上間フードアンドライフ ・エアレスキュー合同会社
・エスパシオ ・エンタメ酒場NRG
・オーシーシー ・大高商事
・沖縄県立中部病院 ・オム・ファム
・兼城自動車整備工場 ・琉球カンパニー
・北中城村役場 ・近代美術
・くすりのミドリ ・サン・エージェンシー
・サンクスラボ ・スウィートハンズ
・代行でいご ・タピック沖縄
・とけし商事 ・トラットリアランプ
・那覇デンタルクリニック ・南都
・半嶺当徹土地家屋調査士事務所 ・ふうふや
・ホテル日航アリビラ ・読谷村役場
・ユナイテッドコーポレーション ・読谷ククルリゾート沖縄
・リセット ・琉球ガラス村
・るりあん ・Attitude
・Connect and Feel ・DENT-EASE
・EC-GAIN ・f'INKONTORO
・H アンド T ・Payke
・Physio salon G’hands ・Royal Hotel 沖縄残波岬
・SOZOO  
 

概要

開催日時<全2日間>:

12月11日(火)13~17時
12月12日(水)13~17時
 

場所:

沖縄県中南部(予定)
 

対象者:

沖縄県内に在住、または勤務している方
 

受講費用:

4万8000円(税別)
※沖縄ではマーケティング領域のセミナーが少ないため、地域貢献活動の一貫として特別価格で提供します。
※沖縄在住、勤務の方を対象とします。それ以外の方は受講することができません。
 

定員:

50人(最低実施人数10人)
 

主催:

ナノベーション
 

共催:

U&I株式会社
 

後援:

読谷村商工会
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