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NewsPicksユーザーと青山商事が手がけた「共創」。就活における課題改善と老舗企業の変革

 

自社では得られない特別な経験ができる共創コミュニティ


 NewsPicksユーザーが共創に関わる理由については、寺口氏が自身の体験や実感をもって語りました。

 寺口氏が「シン・シゴト服ラボ」に参加したのは、NewsPicks Creationsの中山氏からの声掛けがきっかけでした。金銭的な報酬がないにもかかわらず、気づいたら2年間ずっと関わり続けていると言います。
 
 寺口氏は「コミュニティの中に入り、新しいものがつくられていく様子を無料で見られるのは、私にとって大きな経験です。それに、リクルートスーツの自由化が世の中にきちんと浸透したときに、そのクレジットに自分の名前があるというのも面白いですよね。何よりも、青山商事の社員と会社として付き合うのではなく、個人としての付き合いができることが価値です。それに、コミュニティには学生もいれば、会社の偉い人もいます。コロナ禍でこういった体験が失われていたため、私にとってはこのコミュニティで得られるものが数百万円の報酬に値するほどの価値になっています」と語ります。
 
 コミュニティ内で行う毎回の企画会議でもでも、人とのつながりを求めるコミュニティメンバーに応えるなど、メンバーのやりたいことを一緒に成し遂げるような企画設計を目指しています。
     
登壇中の平松氏(左)と寺口氏(右)

「青山商事を主語にするのではなく、社会課題のテーマの下に当事者意識をもって集まってきたメンバーが『何をしたいか』を中心に、企画設計に組み込むようにしています。最終的には、メンバーから青山の商品やブランドを語ってくれる人がどんどん増えていくことを意識して運営しています」と、平松氏はコミュニティの目指す形を語りました。
 
「共創コミュニティ」は、会社やブランドにとっては社員の成長や意識の変革を促すものであり、参加者にとっては自社では得られない経験ができるもの。さらに、社外の人たちを自社のストーリーテラー(物語の語り手)にしていくということが自然に起こり、寺口氏も「周囲から共創コミュニティの活動について聞かれるので、それに答えるだけで青山商事について話すことになっています。そこからも改めてコミュニティの存在は大きいと感じています」と、実感を込めて語りました。
 
NewsPicks Creationsは、共創コミュニティ支援サービスとして「生活者と共に社会課題の探索を経て、世の中に共感される価値創造を実現する」ことを目的に活動しています。今回の事例のように、企業や個人だけでは創造できない「共創」を作り、さらにそれをコミュニティメンバーと一緒に世の中へ広げる取り組みに興味があればぜひお問い合わせください。お問い合わせはこちら https://creations.newspicks.com/contact 
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