ダイレクトアジェンダ2022外伝

資生堂、ZOZO、Mizkanが語るダイレクトマーケティングの現在と未来【ダイレクトアジェンダ2022レポート外伝 第2回】

  オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックスでマーケティングを担当している福田保範です。2022年6月23日と24日に行われたダイレクトマーケティングをテーマにしたカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2022」に参加しました。マーケティングアジェンダには数回参加していますが、今回もキーノートがとても参考になる内容でしたので、いちマーケターとしての見解を入れつつ全2回に渡りレポートします。本レポートは、ECや店舗を持たない方も必見の記事と言えます。

 初日のキーノートは、「ダイレクトマーケティングの現在と未来。今後3年間で起こるイノベーションは何か?」というテーマで、スピーカーとして、ZOZO 執行役員の山﨑孝郎氏、資生堂ジャパン EC事業部 部長の小椋一平氏、Mizkan Holdings 執行役員 最高ダイレクト戦略責任者の高橋宏祐氏が登壇し、モデレーターをシンクロ 代表取締役社長の西井敏恭氏が務めました。
 

マーケターの守備範囲が広がりすぎ問題、いかに取捨選択をするか


 このキーノートは、ダイレクトアジェンダ恒例の人気セッションで、今年で6回目になります。ダイレクトマーケティング領域で成果を出している企業が、各施策の実施状況を○×で表にまとめてECサイトの潮流を明らかにし、それぞれの内容を深堀りしていくという内容です。毎年、表の項目は増え、内容も濃さを増し、マーケターの守備範囲が広くなることが分かります。
   
2022年のWEB広告施策の各社実施状況

 この表、見る気が削れるほどの情報量ですよね…ついつい、全部の施策を◯にしたくなりますが、このセッションでは、「マーケターは広告施策全てに対応すべきか?」ということにも言及しています。次の手順を踏みながら、視聴者側の理解プロセスを用意していたので、わかりやすかったです。

① ECのタイプで分別し、自社がどのタイプか判断する
② 登壇している人の会社の各タイプ別のECの施策について、自社と同じタイプのところの真似ができそうなところは参考にする
③ 3年間で起こるイノベーション、新しい取り組みについて考える


 当然、全ての施策をトレースすることは現実的に不可能ですし、ナンセンスとも言えます。なぜなら同じ種類の施策でもポジションによって効果がまったく異なるからです。自社や支援している企業がどこに属しているか、どういった手法がいいのかを改めて整理することによって、どこに取り組むべきなのかの道標を得ることができます。
   
各社のポジショニング

・資生堂ワタシプラス:自社製品で店舗&通販(OMO)。各ブランド・店舗とのシナジーを大事にしている。
・ZOZO:仕入れで通販中心。ZOZOTOWNとブランド実店舗とのサービス(OMO)も提供。
・Mizkan ZENB:自社製品で通販中心(D2Cのみ)。特徴的なブランドなためD2Cでしっかりとターゲットに届けることを目的にしている。
・oisix:仕入れと自社製品両方で通販メイン。

 上記の図を参考に、自社がどのポジショニングをとるか見極めつつ、この後の内容をご覧ください。

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