House of Instagram Japan

マーケティングを進化させる、Instagramの価値共創と没入感のある体験とは【Facebook Japan味澤将宏 講演】

  Facebook Japanは2022年9月28日から29日の2日間、広告主・マーケター向けイベント「House of Instagram Japan」を都内のFacebook Japan オフィスにて開催した。オンラインに加え、今年は3年ぶりにオフラインでも開催された。Instagramが提供するマーケティングソリューションがコミュニティとブランドの価値共創において、どのように貢献しているのかを紹介した Facebook Japan 代表取締役の味澤将宏氏の基調講演をレポートする。
 

「好き」と「欲しい」をつくるインスタの価値とは


 2021年10月、Facebookは社名を「Meta(メタ)」に変更することを発表した。同社は、InstagramやFacebook、Messenger、WhatsAppなど複数のソーシャルプラットフォームを提供してきた。今後はVRやARなど現実世界とバーチャルをミックスしたメタバースの世界でも「新しい人との繋がりを作ること」の実現を目指している。

  日本のInstagramの月間アクティブアカウント数は、その後も右肩上がりに伸びていることから、グローバルでも重要なマーケットのひとつとして捉えられている。ここ数年Instagramの成長のために、日本独自のマーケティングを行い、Instagramのプロダクト開発チームも日本オフィスに置き、利用者の声を聞いて機能開発を行っている。
    


 新型コロナによって人々の生活様式、そして人との繋がり方は大きく変化した。生活の中の多くのことがオンラインへシフトし、離れた場所でも人と人がコミュニティに参加するようになった。そのような状況で、Instagramの役割は利用者が興味を持っていることを発見し、興味関心ベースで人と人とがつながるコミュニティを提供することになる。
     
Facebook Japan 代表取締役
味澤 将宏氏

 味澤氏は自身が現在飼っているペットをInstagramで繋がった利用者から譲ってもらった経験を紹介。「Instagramを通して興味関心で繋がり、自分の好きなものを発見するという利用者の変化が顕著になっている」と自らのエピソードから語った。

 「Instagramのマーケティングにおける価値は、『好き』と『欲しい』をつくることができる点にある。好きなブランドや好きな商品、好きなコトなどをどこで発見するかを他のSNSやサービスと比較すると、Instagramは非常に高い数値になっている」
     


 特に日本では、Instagramの検索機能の利用が多いマーケットになり、最近では若年層を中心にハッシュタグでの検索が普及している。そういった利用者のニーズもあり、日本のプロダクトチームが地図上で検索できる機能を開発した。現在では全世界のInstagramでも使用できる機能になり、日本が他国にも大きな影響を与えていることがわかる。

 今回の「House of Instagram」では「価値共創」と「没入型体験」という、今後のマーケティングを進化させていく2つの新しいテーマが展開された。

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