House of Instagram Japan

マーケティングを進化させる、Instagramの価値共創と没入感のある体験とは【Facebook Japan味澤将宏 講演】

 

メタバースは、より没入感のある体験へ


 もうひとつのテーマは、没入型体験である。これはオンラインにおけるコミュニケーション、そして表現の進化を表している。元々は、テキストのコミュニケーションから写真になり、現在では動画でのコミュニケーションが主体になっている。Instagramにおいても、動画でのコミュニケーションの比率は高まっているが、ユニークな点としてただ楽しむだけではなく、人と人とが繋がるコミュニティという部分が重要視されている。
     


 現在、最も伸びているプロダクトのひとつであるリールでは、没入感の高いコンテンツを配信することが可能である。利用者がリールの視聴に費やす時間は、全体の20%を超えている。Instagramの価値は、フィード、ストーリーズだけではなく、ショッピングやAR、リールなどのブランド体験を利用者に体験してもらうことができることだ。
    


 味澤氏は「オンラインでのコミュニケーションで人との繋がりは今後、より没入感のあるコミュニケーションに変わり、それがメタバースになる」と語る。メタバースの大きな特徴は、モバイルインターネットの小さな画面の2Dの世界から3Dになることだ。さらに、より没入感のある体験が可能になるだけではなく、離れていても同じ空間を共有している感覚が得られる。「メタバースの世界では、アプリケーション同士、プラットフォームを超えた相互運用性を実現することができるため、アバターやデジタルグッズを持ち出すことができる世界になると考えています」と同氏は語る。
    


 Instagramでは、安心安全の取り組みを最も重視している。特に、若年層に安心安全に利用してもらうための機能として、2021年には18歳未満の利用者がフォローしていない大人からのDMを受け取れない、または大人がDMを送ることができないなどの機能もリリースした。

 さらに、今年出したファミリーセンターという機能では、若年層の利用者とその親で同意を取り利用時間の制限や、どのような利用者にフォローされている、フォローしているのかを管理できる機能も追加した。
     


 今回、紹介した「House of Instagram Japan」のアーカイブ映像は、下記のURLから登録すると視聴できる。

URL:https://hoijp2022v.splashthat.com/ 
 
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