ライジングアジェンダ2022外伝 #01

ファミマ CMO足立光が語る「マーケターのキャリア形成」に必要な6つの視点【ライジングアジェンダ2022レポート外伝 第1回】

  オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックスでマーケティングを担当している福田保範です。2022年12月7日に行われた、35歳以下の次世代を担うマーケターを集めたカンファレンス「ライジングアジェンダ2022」のレポートになります。

 2022年12月7日に初めて開催された、35歳以下のマーケターが参加できる「ライジンダアジェンダ2022」は、200人の参加想定に対して、約300人の新進気鋭のマーケターが集まりました。高い志を持つメンバーが集結し、お互いに刺激を受けることによる相乗効果で全員のビジネスへのマインドが高まっていく様子を感じることができました。各セッションでは、「マーケターのキャリア」や「マーケティング全体像の確認とポイントの整理」、「マーケティングにおいて最も重要なプロセスのひとつインサイトの発掘」などが語られました。

 レポートの第1弾では、その中でも特に気になる人が多いと思われるマーケターのキャリアについて語られた、ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)の足立光氏とサンリオ グローバル・デジタルマーケティング本部の須佐奈央子氏が登壇したセッション「マーケティングでキャリアを築くために」について紹介します。
 

マーケター必見、「キャリアに必要な6つの視点」のチェックリスト


 さて、本題に入ります。足立氏は(もはや読者であるマーケターの皆さんに説明の必要はないと思いますが)、P&Gや経営コンサルティング会社などを経て、マクドナルドの再建に貢献され、現在ではファミリーマートのCMOとして活躍しています。
  
ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー
足立 光 氏

 須佐氏は新卒でサンリオに入社し、現在8年目。営業を3年間経験し、2018年のマーケティング本部の立ち上げに合わせて異動し、営業推進部門の設立にも携わりました。その後、「はぴだんぶい」というサンリオ初男の子キャラクターユニットを成功させ、現在では人気キャラクターの「クロミ」のプロデューサーとしてブランディングを担当しています。

 今まさに社内外からの評価を高めている須佐氏が、誰もが気になるマーケターのキャリアについて足立氏に答えてもらうというセッションです。会場にいた35歳以下のマーケターに限らず、マーケティングに携わる全員が改めて考えるべき内容が満載でした。
  
サンリオ グローバルデジタルマーケティング本部
須佐 奈央子 氏

 足立氏と須佐氏が本セッションで語った視点を私なりにチェックリストとしてまとめてみました。具体的にどういった内容なのかぜひチェックしてみてください。
 
  1. マーケターの定義に当てはまるか
       a) 人の心を動かす先導者であるか
       b) すべてやる、プロジェクトマネージャーであるか
       c) 成功し続ける組織や仕組みをつくる経営者であるか
  2. 自分はスペシャリストか、経営者か、それに対してスキル・知識・経験を伸ばす努力はしているか
  3. 自分なりの戦略、意志、ビジョンを(できるだけ早く)策定できているか
  4. Size of Prize、Feasibilityを意識して、まずは社内の信頼を得る動きができているか
  5. 人の繋がりを大事にしているか、行動できているか
  6. 自分自身のブランディングにコミットしているか

 それでは、本編に入ります。

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