「ナラティブ」は、企業活動に欠かせないエッセンなのか？【ダイレクトアジェンダ2023座談会】

 

顧客起点で考えるというマーケティングの原点

――ダイレクトマーケティングに携わるマーケターに向けて、今後の取り組みに対するアドバイスはありますか。

坂梨　「お客さま一人ひとりの声を拾い上げて受け入れる」ということが、ダイレクトマーケティングにおいて大切なことのひとつだと思います。私はビジネスの性質上、デジタルマーケティングに触れる機会が多く、どうしても数値的な指標や成果に囚われてしまいがちです。しかし、一人ひとりの声を汲み上げていくということが、マーケティングの原点として引き続き重要だと思うので、そこを忘れているマーケターがいたら、原点に戻ることを実践してほしいですね。

輿水　やはり、顧客起点で考えることが大事ですよね。今は3年ぶりに世の中が動き出したタイミングで、2023年にはさまざまなことが激変すると思うので、その視点は忘れてはいけないと思います。

藤原　先ほども少し話しましたが、お客さまの声を見つけてから、施策を講じてお客さまにアプローチするまでの時間を、今まで以上にもっと短縮していく必要があると思います。そうでなければ他に移ってしまうので、施策を実行するまでに半年かかるという場合、いっそのことやめたほうがよいのではないかと思うほど、スピードが大事ということです。

ダイレクトマーケティングも、デジタルも失敗が簡単にできる領域なので、よりスピードは重要視したほうがいいと思いますし、お客さまの変化も早いのでそこに合わせる必要がありますね。
  
――過去のダイレクトアジェンダに参加し、2023年のダイレクトアジェンダに期待することはありますか。

輿水　ダイレクトアジェンダでは、もちろんセッションを聞いて学べる場でもありますが、他の参加者とコミュニケーションや意見交換をする場でもあります。そのため、ネットワーキングを通じて他の参加者とディスカッションし、自分が持っていない新たな視点に気づける場にできたらと思いますね。私も非常に楽しみです。

実際に、2泊3日の合宿型であると、初めて会った人とも仲良くなることがあるので、そこから仕事につながることもあり、自社のサービスが進化するきっかけを見つけることができますね。

藤原　私は、ダイレクトアジェンダでは、いつものように種の見つけ方と考え方の多様性を学びにいけたらと思っています。種の見つけ方というのは、お客さまの声をどうやって見つけるかということです。その方法は、人によっていろいろなやり方がありますし、さまざまなツールもあるので、それを知りたいですね。また、見つけた種に対する解釈も人によって違うので、それぞれの見方を聞いて議論することによって、自分自身もアップデートしていけたらと思っています。

輿水　自分の会社の中だけで話しているだけだと見つからない視点を、この短い期間で見つけることもできますね。今年のダイレクトアジェンダにも期待しています。

藤原　そうですね、自分が当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではないことがたくさんあることに毎回気づかされます。2023年のダイレクトアジェンダでは、より深くナラティブを議論できることを楽しみにしています。

坂梨　カウンシルメンバーとして初めてダイレクトアジェンダに参加しますが、ネットワーキングもセッションも楽しみです。
     

ダイレクトアジェンダ2023 開催概要

 

名称

Direct Agenda 2023（DA23）

日時

2023年3月23日(木)-25日(土) <2泊3日>

会場

城山ホテル鹿児島
〒890-8586 鹿児島県鹿児島市新照院町４１−１

参加者

事業主125名、パートナー125名 (合計250名)

参加費

ブランド枠：無料（審査有）
プレミアムブランド枠：180,000円（税込 198,000円)
パートナー枠：450,000円（税込 495,000円)

ハッシュタグ

#DA23

主催

株式会社ナノベーション

特別協力

アジェンダノート(Agenda note)

ダイレクトアジェンダ　公式サイトは、こちら

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