実践マーケティング基礎クラス #01

「-マーケ1年目のための- 実践マーケティング基礎クラス」参加者募集開始

 

マーケティング1年目のための基礎を得られる


 ナノベーションの教育プログラムから「実践マーケティング基礎クラス」という新たな塾が開講します。マーケティング1年目でも実務に活かせるマーケティング知識、思考から実践テクニックを体系的に習得するため、ベストインクラスプロデューサーズ 代表取締役社長の菅恭一氏が、座学とワークショップの実践プログラムを通して教えていきます。

 就職、転職、社内の異動などで新たにマーケティング業務に携わる人や、既にマーケティング業務に従事しながらも、改めて基礎を学びたい人に向けてカリキュラムが組まれています。マーケティング思考として基礎的なフレームワークを学ぶだけではなく、マーケティングの根源とも言われている人間理解やインサイト、ブランド論についても学ぶことができます。さらに、現代のデジタル時代に必要なマーケティングの概論を講義で学び、そのインプットした内容をワークショップでアウトプットすることで質の高い学びを得られます。
   
昨年開催された塾の様子
 

普遍的なマーケティング思考こそが、現場や実務で活用できる


 現代において、世の中には製品やサービスが溢れ、コモディティ化が進み、生活者のほとんどの機能的な欲求は満たされています。 それゆえ、企業活動においては、自社のブランドを選んでいただくことの難易度が高まっています。

 マーケティングとは、市場の創造を意味します。つまり、コモディティ化した市場の中で、競合との小さな差異で削り合うことを意味していません。しかし、多くの企業が、競合とのせめぎ合いの中で、どのように小さな差異をつくるかに苦心しているのが実態です。顧客が望んでいる欲求を発見し、自社の資源を活用し、他社では満たせない、新しい独自の価値の軸を生み出す。根本にあるこの普遍的な思考から生み出される成果の振れ幅はどんな手段よりも大きく、マーケティング思考が生活者や企業、世の中をより豊かにできる可能性ともいえます。

 また、世の中のデジタル化が進み、企業とお客様が繋がり続ける時代になりました。同時にマーケティング活動において選択可能な手段が多様化し、その手段の専門性も深化しています。

 これからマーケティングの実務に携わる方、携わって日の浅い方は、例えば、オウンドメディア、アプリ、デジタル広告、CRM、データマネジメント、特定の領域からキャリアをスタートされるなど、いきなりマーケティング戦略の設計領域に携わらないケースもあるかもしれません。それゆえに、割り振られた担当領域に閉じた手段の深化、個別最適化に引っ張られてしまい、本来の目的である市場の創造から思考が離れてしまうこともしばしばあります。

 そこで、マーケティングの初級者、あるいは改めて体系的に学び直したい方を対象に、普遍的なマーティング知識や思考、基礎を体系的に理解するだけではなく、現場や実務で活用できる状態を目指した「実践マーケティング基礎クラス」を開講します。東京でのリアル会場に加えて、オンラインでのハイブリッド開催により、遠隔地の方もご参加いただけます。

 講師を務める菅氏は、朝日広告社にて約20年前にデジタルマーケティングの先駆けとなる組織を社内で立ち上げ、32歳という最年少で部長に就任。デジタルマーケティングの様々な新しい手段、テクノロジーを取り入れる一方で、仕組みや手段に閉じた個別最適化の問題や、普遍的なマーケティング思考の重要性を肌で感じてきました。その後、2015年4月にブランドと顧客が直接つながる時代のマーケティング活動を支援するベストインクラスプロデューサーズを創業。ポーラ、NTTドコモ、ネスレ日本、サンスター、サンリオなど、多くのブランドに一貫してクライアントサイドに立った伴走型支援をおこなってきた同氏の特別プログラムでは、マーケティング思考の基礎、ブランド論の基礎、デジタル時代のマーケティングの理解にとどまらず、現場で活用できる方法論を身につけることができるカリキュラムを組んでいます。

詳細、お申し込みはこちら    

受講対象者(こんな方にオススメです)

 
  • マーケティング初心者や、若手でマーケターとして育成を受けている方
  • 就職、転職、異動などで、新たにマーケティングの実務に携わる方
  • マーケティング思考を身につけ、チーム内での業務に活かしたい方
     

受講メリット

 
  1. マーケティングの基本を体系的に学ぶことで、自ら現場で成果を出す戦略や施策の立案できる力を養います。
  2. 具体事例を多く用いてマーケティングの理論を習得することで、実務での応用や自チームへの導入を促進します。
  3. 学びのフェーズにあわせワークショップを実施。スクールで得た知識を実践へつなげるカリキュラムで学びをサポート。
 

講師のプロフィールとコメント

 
 
菅 恭一 氏
株式会社ベストインクラスプロデューサーズ
代表取締役社長

【プロフィール】
 1998年、青山学院大学経済学部卒業、朝日広告社に入社。
 2004年、デジタルマーケティング組織を起案し、 32 歳で最年少部長に 就任。 2015年 4 月、独立。株式会社ベストイ ンクラスプロデューサーズを創業。 「マーケティングの力で、人生を楽しめる人を増やす」というビジョン を掲げ、ブランドと顧客が直接繋がる時代のマーケティング活動を支援。
 VMV 策定、人間理解、価値設計、市場定義、 4P 方針、顧客体験設計 、 RFP 、チームビルディングなど、それぞれのプロセスで方法論を開発し 、 一貫してクライアントサイドに立った伴走型支援をおこなっている。 主な支援先企業:ポーラ、サンリオ、 NTT ドコモ、ベネッセコーポレー ション、サンスター、ネスレ日本、ワコール、ロート製薬、 IDOM など

【コメント】
 “米国の鉄道が衰退したのは、自らの事業を鉄道事業と捉えたからである。” 
セオドア・レビット氏が1960年に論文「マーケティング近視眼」の中で綴ったこの一節は、哲学的なようで本質をつく鋭さがあり、60年経ったいまでも色あせることはない名言となっています。経営者やマーケターの発想が製品中心ではなく、顧客中心であれば、自動車、航空機、あるいは電話など、新たな市場を創造できたはずだ、という意味が込められています。本塾では、これからマーケティングの実務に関わる方が、まず習得しておきたい「マーケティング思考」の基礎について学ぶことができます。人間を理解し、インサイトを洞察し、価値を創造する、このファンダメンタルな思考が市場をつくり、どんな手段よりも大きな振り幅となってインパクトを生み出すことにつながります。マーケターとしてのキャリアの入り口で、この思考のダイナミズム、可能性、面白さを感じていただけるような楽しい講座にします。ぜひ、ご参加ください!
 

カリキュラム


第1回 カリキュラム
 
マーケティング思考の基礎 ・マーケティングとは何か
 →AMA、JMA、など各所ので定義されているマーケティングの解釈
・コトラーのマーケティング
 →マーケティング1.0~4.0の整理・一般的なマーケティング思考の変遷
・マーケティング活動の実行プロセス
 →マーケティング活動の実行プロセスとプロセス思考の重要性
 →3C、SWOT、PESTLEなど問題設定に活用できる一般的なフレームワーク
・STPの基礎
 →STPの基礎、ポジショニングの重要性
・製品カテゴリ市場とベネフィット市場
 →機能性能とベネフィットの違い
 →陥りやすいマーケティング近視眼、ベネフィットで市場を捉えることの重要性
・4Pと4C
 →価値を提供する手段としての4Pと4C
 
人間理解と価値設計の基礎 ・市場の成熟・コモディティ化
 →ほとんどの機能的欲求が充足され、マーケティングの難易度が上がっている背景
・バリュープロポジションとは何か
 →バリュープロポジションの重要性
・インサイトへの着目
 →インサイトとニーズの違い 
 →戦略策定において、インサイトに着目することの重要性
・インサイトの見つけ方
 →人間理解の方法(一般的なリサーチの手段や日々の心構え)
 →n=1の行動から背景にある価値観、不満や未充足を紐解く
・バリュープロポジションの導き方
 →インサイトを充足する新しい価値を生み出すためのフレームワーク
・事例
 →優れた製品・サービスのインサイト、提供価値の逆引き
 
ワークショップ ・価値設計ワークショップ
 →事例から、生活者の価値観、インサイト、製品サービスのバリュープロポジション、4Pのアイデアをデコンする。
 

第2回 カリキュラム
 
ブランド論の基礎 ・ブランドとは何か?
 →ブランドとは何か?どこに存在するか。
 →ブランドが存在することで何が達成されるのか
・ブランド論の変遷
 →ブランドイメージ論、ブランドエクイティ論、ブランドアイデンティティ論、ブランドエクスペリエンス論、ブランドパーパス論など、ブランド論の変遷
・ブランドのパーパス
 →パーパスとはなにか、その重要性
 →ビジョン・ミッション・バリューと顧客体験、ブランドの関係
・ブランド定義の役割
 →ブランドを定義することの重要性
 →一般的なブランド定義の要素
・ブランディングとは何か?
 →ブランディングの目的
 →ブランドのありたい姿と生活者の頭の中の違い
 
デジタル時代のマーケティング概論 ・デジタル時代とは何か?
 →デジタル時代は第二幕の競争へ
 →デジタル時代とはブランドと顧客が繋がり続ける時代
 →デジタルマーケティングと、デジタル時代のマーケティングの違い
・メディア・コミュニケーション環境の変化
 →メディア接触の変化
 →真実の瞬間の重要性
・新しいブランドの勃興
 →DNVBの勃興、パイプ型のマーケティング
 →パーパスとベネフィットの両立
・マーケティング思考をどこで使うか?
 →プロダクトアウト思考からカスタマーセントリック思考へ
 →マーケティング思考の使い所の変化
・マーケターの役割の変化
 →顧客と繋がり続ける時代のマーケターの役割変化
 
ワークショップ ・ブランド理解ワークショップ
 →事例から、ブランドのエッセンスを逆引きし、解釈する。
 
 

開催概要

 
開催日時 <全2回>(各3時間)
第1回: 6月 20日(火)18:00~21:00
第2回: 6月 27日(火)18:00~21:00
参加方法
・オフライン:キャスレーホールディングス株式会社
       〒150-6031
       東京都渋谷区恵比寿 4-20-3
       恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
・オンライン:Zoom
 ※後日、参加URLをお送りします。
受講費用
1名 78,000円(税込85,800円)
※オフライン/オンラインともに
定員人数
25名
※先着になりますので、お早めにお申し込みください。

詳細、お申し込みはこちら
 

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