「現場力とは、何か?」~ネプラス・ユー大阪2023 特別企画~ #03

近畿大学の改革者が明かす「現場力」とは?【ネプラス・ユー大阪2023 特別寄稿:世耕石弘】

 2023年7月12日から13日にかけて、マーケティング・カンファレンス「ネプラス・ユー大阪2023 (主催:ナノベーション)」が大阪(梅田サウスホール)で開催される。テーマは、「現場力~Go beyond your territory~」。AIはじめテクノロジーが発達し、変化の激しい現代では、実際に「現場」で一次情報に触れることが重要という考えのもと、多数の魅力的なセッションが行われる。今回は、本カンファレンスの開催を記念し、カウンシルメンバーに「現場力とは、何か?」をテーマに寄稿してもらった。第3回は、「長年愛される『串かつだるま』の人気の秘訣に迫る 」というテーマのセッションのモデレーターを担当する近畿大学 経営戦略本部/本部長の世耕石弘氏になる。
 

マーケティングにおいて大切な現場力とは

 
 
世耕 石弘 氏
近畿大学 経営戦略本部/本部長

奈良県出身。大学を卒業後、1992年近畿日本鉄道株式会社に入社。以降、ホテル事業、海外派遣、広報担当を経て、2007年に近畿大学に奉職。入試広報課長、入学センター事務長、広報部長、総務部長を歴任。2020年4月から広報室を配下に置く経営戦略本部長となり、現在に至る。
 
「現場の意見を吸い上げることが理想だ」と一般的には言われるが、現場のプロフェッショナルは、実は改革に否定的な場合も多い。そこでマーケティングにおいても、自分自身が現場に入って、見て、感じたことをいかに落とし込むかが重要だと考えている。インターネットの時代になり、他社の現場の情報も入手できるようになった。日常的にスマホなどで、サクッとインプットしておくことも心がけている。

 「現場力」という言葉を聞いたときに感じたことは、全ての課題が現場にあり、全ての職場の人間がその改善に向けた改革にコミットしていくことが重要になる。また、どんな業務も「現場」であり、自分の業務を改革していくことで、全ての現場を巻き込んでいくことも意識するべきだ。

 現場力の発揮で課題解決できたエピソードは、日本国内の大学で初めてとなる「インターネット出願」の完全導入を検討する際のこと、紙の願書のデータ入力をしている現場を視察に行った。非常に緊張感のある場ではあったが、その非効率性や発展性のなさを痛感し、願書の廃止を決断した。「現場に答えがある」というよりも、「現場で答えを見出したケース」となった。
  
ネプラス・ユー大阪2023 公式サイトは、こちら

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