マーケティングアジェンダ2023レポート #03

大ヒットを生み出し続けるI-ne 大西社長から学ぶ、アイデアを育てる仕組みとは?【マーケティングアジェンダ2023レポート第3弾】

 2023年5月24日から27日にかけて、日本最高峰の合宿型マーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ2023 」(主催:ナノベーション)が沖縄県・読谷村(ロイヤルホテル沖縄残波岬)で開催され、国内外のトップマーケターが約400人参加し、盛況のうちに幕を閉じた。

 今回は、そのレポート記事をnoteでnoteプロデューサー/ブロガーとして、ビジネスパーソンのキャリア構築や、企業の広報やマーケティングのサポートを行っている徳力基彦氏がお届けする。今回は、その第3弾として3日目の最後のキーノートを紹介する。

「YOLUの大ヒットを生み出した『I-ne流アイデアの育て方』とは?~BOTANISTのヒットをまぐれで終わらせない、仕組みと文化づくりに迫る~」というテーマで、スピーカーにI-ne 代表取締役社長の大西洋平氏、モデレーターに日本アイ・ビー・エム 執行役員 マーケティング&広報 成長戦略推進の風口悦子氏が登壇し、風口氏が質問するスタイルでセッションが展開された。
 

理念経営に立ち返りヒットを出し続ける組織へ


 I-neは、大西氏が大学卒業間近の2005年に個人事業主として事業を立ち上げた若い企業です。2015年に生み出したBOTANISTの大ヒットで急成長を遂げたことを知っている人も多いでしょう。

 連結売上高のグラフを見ると、2015年以降も着実に成長をしていることが分かります。ただし、BOTANISTの大ヒット後、売上が横ばいになった数年間は非常に苦労した期間だったそうです。
  
参考:営業利益115.3%増、「BOTANIST」を軸に業績を伸ばすビューティーテックカンパニーI-neはどのように成長したのか

 BOTANISTの大成功を経て、数十名だった組織が2年で300人の組織に急成長します。ただ、数十名だったときのままのノリで、年間十数ブランドを乱発するものの、そのほとんどが失敗。当時入社した社員のうち、約50%が3年で退職となり、経営メンバーで徹底的に反省します。

 I-neの理念に立ち返り、自分たちの成功理由の言語化や文化の醸成に注力し、YOLUなどの新しいヒット商品を生み出し続ける会社をつくり上げたそうです。そのときの詳細は、大西社長自身のnoteにもまとめられています(参考:社員が一気に300名を超えたら組織が崩壊した話 )。

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録