マーケティングアジェンダ2023プレゼンテーション #01Sponsored
人材業界でCVRを2割以上も改善、「MicoCloud」のLINE連携で顧客コミュニケーションの最適化を実現
2023/06/30
2023年5月24日から27日にかけて、日本最高峰のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ2023」が沖縄で開催されました。その中で「コミュニケーションを高度化し、次の顧客体験へ -MicoCloudを通した新たなパソナの取り組み-」と題したセッションに、Micoworks セールス統括本部 本部長 VP of Salesの架谷尚氏と、大手人材会社のパソナ マーケティング統括部/チーム長の児玉明氏が登壇しました。LINEを活用したコミュニケーションプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を通した顧客コミュニケーションの高度化についての取り組みをレポートします。
顧客とのコミュニケーション最適化を目指し、「MicoCloud」を導入
架谷 尚 氏
架谷 Micoworksは、2023年で6期目に入ったスタートアップで、現在は約100人のスタッフが在籍しています。事業内容は、LINEを活用したコミュニケーションプラットフォーム 「MicoCloud」や、Instagram支援サービス、個人飲食店向けLINEマーケティングツールを提供しています。今回は「MicoCloud」を活用したパソナ様との取り組みについて紹介します。
児玉 パソナでは「働き方の最大化」をミッションに、派遣事業や紹介事業など幅広いキャリアにフォーカスした事業に取り組んでいます。今まではWebを中心に求職者を集客してきましたが、マルチチャネルで顧客とのコミュニケーションを拡大することが課題でした。現在は、アバターを活用したキャリア相談や求職登録サポートを行う「アバターキャリアコンシェルジュ」や、Micoworksの「MicoCloud」を活用しています。
架谷 「MicoCloud」というサービスは、企業と顧客のコミュニケーションを最適化し、「売上最大化・運用コスト削減」を実現するSNSコミュニケーションプラットフォームです。今回はLINE内のパソナ様の見込み客の情報を取得・蓄積しながら、それぞれのニーズに合わせたコミュニケーションを図り、効果を最大化させました。実際に、パソナ様からは成果が出たと聞いています。
児玉 はい。さきほどお伝えしたマルチチャネル化に関連した課題として、マーケティング効果の最大化に向けた取り組みや保有データの活用が進んでいないことがありました。お客さまは、当社のサイトに登録後、仕事の案内からエントリー、面接、新たなお仕事スタートと進みます。
そして、ただ集客するだけではなく、最終段階の契約に至るまでに課題が3つありました。ひとつ目が、「サイト離脱者の囲い込み」。2つ目が、お仕事スタートまでのプロセスにおける「歩留まりの改善」、3つ目が、顧客の解像度を上げるための「データの活用」でした。
仮会員登録率が3割以上もアップし、CVRが大幅に改善
架谷 Micoworksは、これらの課題に対する解決策をパソナ様に提示しました。まず、1つ目の「サイト離脱者の囲い込み」について、どのような課題がありましたか?
パソナ マーケティング統括部/チーム長
児玉 明 氏
児玉 広告で獲得した見込会員のサイト離脱が多く、機会損失が起きていました。サイトに集客するだけではエントリーまで結びつかないことが多く、改善が必要でした。
架谷 これを改善するために、LPで興味を持ったユーザーが実際の仕事内容を見られないことが離脱要因であると仮説を立て、LINEで仕事情報を受け取れることを訴求した結果、仮会員登録率が3割以上もアップしました。
「MicoCloud」は、会員の温度感であるファネルを見極めながら、ユーザー属性(クラスター)を見極め、離脱者をきっちりと囲い込みます。お客さまがどのぐらい転職意向があるのかをアンケート設計し、その回答に合わせてクラスターを見極めていきます。続いて、2つ目の課題であった「歩留まりの改善」についてはいかがでしょうか?
児玉 「MicoCloud」を導入する2年ほど前からLINE公式アカウントを使っていました。ただ、「働きたい」というモチベーションが高い登録者が多いにも関わらず、手動での情報配信しかできておらず、エントリーしてもらうまでの歩留まりの改善が進んでいませんでした。
架谷 その課題解決のためにコマースメディア・プラットフォームのCRITEOと連携し、パーソナライズされたレコメンド配信を強化しました。その結果、CVR(コンバージョンレート)が2割以上と大きく改善しました。
具体的には、「希望勤務先×販売×時給1500円以上」、「希望勤務先×事務×週5」など、お客さまの希望を掛け合わせた情報を蓄積・配信してコミュニケーションを図っています。
当社は、CRITEOのレコメンドエンジンと連携し、LINE公式アカウント上でコミュニケーションを高度化するソリューションを提供しています。これができるのはCRITEOのテクノロジーパートナーである、電通デジタル、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、そして当社の3社のみです。
具体的には「MicoCloud」からCRITEOに情報を問い合わせ、返ってきた情報をLINE公式アカウントを通じて展開するという、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携サービスです。お客さまがどういった職種が希望なのか自動で取得でき、最適なコミュニケーションでCVR向上につながりました。続いて、3つ目の課題「データ活用」について教えてください。