事業変革に特化した注目のビジネスカンファレンス「Xplorers」が開幕、東京ガス、東芝、JR東日本、電通による「CEO討論」

 

第一線で活躍するリーダーが東京に集結

 2023年9月12日、事業変革の最前線を探求するカンファレンス「Xplorers（エクスプローラーズ）」が都内（ANAインターコンチネンタルホテル東京）で開幕し、企業の意思決定者・各領域のエキスパートが集結した。電通グループ協力のもと、ナノベーション主催で今回が初開催となった。

「Xplorers」は、事業変革・新規事業創発・デジタルトランスフォーメーションに関する最新の情報に触れ、日本を代表する企業の経営者層との出会いから、参加者間で議論を深める場になる。普段はコミュニティ形成や関係構築ができないような国内トップのリーダーの生の声を直接聞くことができ、イノベーターにとってはまたとない学びとなった。

 今回、最も注目されたキーノートは「2030年に向かうCEOの視座～ビジョン、パーパスとその実行～」というテーマで、東京ガス 取締役代表執行役社長 CEOの笹山晋一氏、東芝 取締役 代表執行役社長 CEOの島田太郎氏、東日本旅客鉄道 代表取締役社長の深澤祐二氏、電通 代表取締役 社長執行役員の榑谷典洋氏がスピーカーとして登壇し、CDO CLUB JAPAN 代表理事＆創立者の加茂純氏がモデレーターを務めた。
   （左から）CDO CLUB JAPAN 代表理事＆創立者の加茂純氏、電通 代表取締役 社長執行役員の榑谷典洋氏、東日本旅客鉄道 代表取締役社長の深澤祐二氏、東芝 取締役 代表執行役社長 CEOの島田太郎氏、東京ガス 取締役代表執行役社長 CEOの笹山晋一氏

 日本を代表する経営者としての視座から、各企業のビジョンとパーパスを実現するための取り組みが紹介された。また、今の時代にどのような社員を求めるのか、困難な課題や新たなチャレンジに向けて何が必要かを各企業の事例をもとに、業界業種を横断して議論した。最後には、企業のトップとして参加者に変革を起こす上でのアドバイスが送られた。
  
 

事業変革と生成AI、ESG、サスティナビリティを徹底議論

 そのほかのセッションでは、日揮ホールディングス 専務執行役員 CHROの花田琢也氏、住友商事 顧問 CDOアドバイザーの南部智一氏がスピーカーとして登壇し、「2030年を見据えて、今求められている事業変革と未来創造に必要なこと」というテーマで議論が展開された。

 また、ベネッセ 専務執行役員 CDXO 兼 Digital Innovation Partners 本部長の橋本英和氏、日本マイクロソフト Microsoft Azure 営業本部長の巴山儀彦氏がスピーカーとして登壇し、一般社団法人Metaverse Japan 代表理事の馬渕邦美氏がモデレーターを務め、経営目線から生成AIの台頭を議論するセッションが実施された。

 さらに、三井物産 取締役 兼 ネットイヤーグループ 取締役の石黒不二代氏、五常・アンド・カンパニー 代表執行役の慎泰俊氏、日本ロレアル ヴァイスプレジデント コーポレートレスポンシビリティ本部長の楠田倫子氏がスピーカーとして登壇し、Q0 代表取締役社長の林千晶氏がモデレーターを務めるセッションも行われる。ESGやサスティナビリティに対して、企業はどのように向き合い何に取り組むべきか、業界を超えた幅広い価値観で議論を深める。

 初開催となった「Xplorers」では、「2030年に向けた経営ビジョンをどう実現するか？そして、経営はパーパスによりどのように事業変革されるか？」をテーマに、製造業、流通、人材、小売、金融、サービスなど、さまざまな業界のリーダー層が一堂に会した。来年以降も白熱した議論と交流が行われることが期待される。
   Xplorers 公式サイトは、こちら