B2Bアジェンダ2023
日本最大級のBtoBマーケティングカンファレンス「B2Bアジェンダ2023」が開幕、日本を代表するマーケターが集結
白熱の議論、現代のB2Bマーケターに求められる価値とは?
2023年9月20日、BtoB企業のマーケティング部門の責任者が集結する合宿型カンファレンス「B2Bアジェンダ2023 (主催:ナノベーション)」が静岡県・浜松市(THE HAMANAKO)で開幕した。会場では白熱した議論が行われ、B2Bマーケターの熱狂に包まれた。
初日のオープニングキーノートは、「B2Bマーケターの価値と役割の『解像度』を上げる」というテーマで、ゼロワングロース グロースストラテジーディレクターの廣崎依久氏、旭化成 デジタル共創本部 CXトランスフォーメーション推進センターの石川栄一氏、ソフトバンク 法人マーケティング本部 法人戦略企画統括部長の相田伸彦氏がスピーカーとして登壇し、日本電気 インテグレイテッドマーケティング統括部 シニアディレクターの東海林直子氏がモデレーターを務めた。
(左から)日本電気 東海林直子氏、旭化成 石川栄一氏、ソフトバンク 相田伸彦氏、ゼロワングロース 廣崎依久氏
DXや生成AIなどマーケティングを取り巻く環境は変化し、マーケターに求められる役割も複雑になっている。そのような状況で、マーケターの価値や役割は今後どうなっていくのか、マーケテイングオペレーションや生成AIの活用、人材開発など、それぞれの視点から議論した。
キーノート#2では、「日本のB2Bマーケターが陥っている罠」というテーマで、パーソルホールディングス 法人マーケティング室 室長の繁田佳典氏、マクニカ ネットワークスカンパニー 営業統括部マーケティング部 第1課/課長の木村智美氏、Sansan セールスディベロップメント部 部長の原田京昌氏がスピーカーとして登壇し、モデレーターをユニファイド・サービス 執行役員 CMOの甲斐博一氏が務めた。セールスマーケティング領域を俯瞰的な視点で考え、現場の課題整理から人的リソースの問題、顧客理解を高める方法まで議論が展開された。
(左から)ユニファイド・サービス 甲斐博一氏、Sansan原田京昌氏、マクニカ 木村智美氏、パーソルホールディングス 繁田佳典氏
その他のセッションでは、みずほフィナンシャルグループで執行役 グループCPO 兼 グループCCuOとして新たに人事領域と企業文化の改革に挑戦する秋田夏実氏が登壇した。また、2日目にはB2B事業を立ち上げる時の心構えとして、国際物流のDX を進めるスタートアップから学ぶセッション、B2Bマーケティングに携わる人が知っておくべき日本企業が直面している経営リスクとその課題解決のセッションなども行われる。
静岡の地元の食材を楽しみながらネットワーキング
本カンファレンスは、地元の産業との結びつきも特徴である。会場に到着した参加者には、浜松でパワーフードと言われる「鱸」と磯の香りと爽やかな緑が特徴の「青海苔」を使った「浜名湖産鱸と青海苔の餡かけご飯」が振る舞われた。
浜名湖産鱸と青海苔の餡かけご飯
初日のプログラム後には、ネットワーキングパーティーが「浜名湖ボートクラブカナル」という心地よい自然の中で行われた。また、2日目のネットワーキングランチでは、大河ドラマで主役の徳川家康にあやかる出世の町として全国に知られる浜松市にちなみ、THE HAMANAKO謹製の「出世弁当」が用意されている。
今回のB2Bアジェンダのテーマは、「Re:Solution」である。B2Bマーケターが所属する企業の全社的な課題への「解像度」を高め、それを克服するための具体的な「解決策」を実行し、B2B企業を目標達成に導くための方法を身につけることを目指している。今年が3回目の開催となる。
B2Bアジェンダ2023 公式サイトは、こちら