ライジングアジェンダ2023レポート #02
創業から6年で上場、急成長を実現した英語学習プログリットの「逆張り」マーケティング
2024/02/02
「普通を知る」とは、視座を高めること
大槻 最後に、若手マーケターの方々に一言お願いします。
岡田 みなさんは今後、勤務されている会社を担っていく世代であり、もし転職されたとしてもどんどん活躍されていくと思います。私がその過程でぜひ意識していただきたいのは、やはり「普通に考えること」です。
言い換えれば、組織の当たり前や業界の常識から逸脱して、ひとりの人間として「いや絶対こうだろう」という意思を持つことが大切です。「こうすれば絶対に良くなるだろう」という想いを、そのままぜひ仕事にぶつけてください。それがお客さまに届くと思います。そして、どんどん新しい価値観が世の中に広まり、想像しなかったイノベーションにつながると思います。
大槻 ありがとうございます。イノベーションを起こす上で「普通を知る」というのは逆に難しいと思うのですが、岡田さんが日頃大切にされていることや、私たちが実践できるアクションはありますか。
岡田 日々、いろいろなものにアンテナを張り、考えることです。私自身も、視座を高めることを強く意識しています。たとえば、自分の会社が上場すると、同じように上場した経営者と飲みに行く機会もあります。しかし、それだけでは結局、同じレベルの考え方になってしまうのです。そうではなくて、今の自分ではあり得ないくらい高い視座で物事を考える癖をつけるのが重要です。
私は、暇なときにイーロン・マスクのスピーチをずっと聞いています。自分自身の思考が切り替わりますし、今の自分や悩んでいることがどれだけ「しょぼい」かにも気づくことができます。このように、視座を高める行為を意識的に取り入れてみるのがおすすめです。
大槻 本日はとても勉強になりました。貴重なお話をありがとうございました。
- 他の連載記事:
- ライジングアジェンダ2023レポート の記事一覧