新ヤン坊マー坊に続き本格アニメ? BtoB企業のヤンマーがなぜクリエイティブに注力するのか【ネプラス・ユー京都2024特別企画】

 

思いを伝えるクリエイティブ・ジャンプ

 ほかに、社内向けのブランディングプラットフォームとして、昨年12月、HANASAKA（ハナサカ）アプリをローンチしました。「HANASAKA」とは創業者である山岡孫吉の「人をより豊かにしたい」という想いを受け継いだヤンマーの土台となる価値観です。アプリから広報誌やY mediaを読んだり、社員が自分のパーソナリティを診断したり、社員向けのイベントに参加したりできます。HANASAKAという価値観やパーパスを共有するための仕組みです。

 現在制作中のアニメ「未ル（Miru）」も、先述のインクルーシブブランディングに基づいたものです。プロモーション動画ではなく、いかにそのサステナブルな未来を作っていくかを共に考えようとする本格的なアニメで、現在はコンセプトビデオを公開しています。
 
―― オウンドメディアにアプリにアニメにと、ブランディングに膨大なリソースをさいているのですね。社内では反対意見などはなかったのですか。

「アニメで売上は伸びるのか」といった意見はありましたが、その意義を丁寧に説明して理解を得ました。アニメというメディアを選んだのは、やはり若年層、そしてグローバルに訴えかけるのに絶大な効果を見込めるからです。どういう形で皆さんに観ていただくかはまだ発表できないのですが、今後少しずつ情報開示して期待感を高めたいと思っています。

 東京駅近くの「YANMAR TOKYO」も、全国・世界中から集う人々に「HANASAKA」の輪を広げ、環境負荷低減やお米を中心とした魅力ある食文化の創造・挑戦を発信していく拠点として、昨年オープンしました。それまでは東京支社としてオフィス機能が中心だったのですが、あの東京・八重洲という立地も、もともと「地方から東京に来たお客さまに何か困ったことがあれば、とりあえずヤンマーに来てくれれば…」という創業者の思いがあり、「人の役に立ちたい」という価値観は「HANASAKA」に引き継がれているのです。

「クリエイティブ」とは、伝えたい人たちに思いを的確に伝えるために不可欠な要素です。私たちが目指すのは、未来を花咲かせる豊かな、サステナブルな社会を共につくろうというヤンマーの創業以来の価値観を伝え、実現すること。その意味で、今日お話ししたような一連のブランディングの取り組みは、私たちの思いを体現するクリエイティブ・ジャンプです。

―― クリエイティブの力を結集し、これまでに無いコーポレート・ブランディングのジャンプにつなげているのですね。本日はありがとうございました。


 

クリエイティブ・ジャンプにつながるアイデアが結集

 5月20日、21日に京都で開催される「ネプラス・ユー京都2024」にはクリエイティブなアイデアを実行して成果に結び付けるスピーカーや、全国のマーケターが多数集結する。バラエティーに富んだ施策や思考法から多彩なインスピレーションを得て、ビジネスの成果へとつなげる機会にしてほしい。
 

ネプラス・ユー京都2024 開催概要

  

名称

Ne Plus U 京都 2024（ネプラス・ユー 京都 2024）

日時

2024年5月20日(月) - 21日(火) ＊2DAYS

会場

京都テルサ テルサホール
〒601-8047
京都府京都市南区東九条下殿田町70 JR京都駅（八条口西口）より南へ徒歩約15分

参加方法

ブランド（2DAY）：無料（事前審査制）
ブランド（ワンデイ）：無料（事前審査制）
プレミアムブランド枠：100,000円（税込110,000円）
パートナー枠：250,000円（税込275,000円）

定員

250名

ハッシュタグ

#NPU24

主催

株式会社ナノベーション

特別協力

アジェンダノート(Agenda note)

ネプラス・ユー京都2024 公式サイトは、こちら

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