B2Bアジェンダ2025 #04

ミスミ過去最高売上に貢献した「meviy」の立役者が登壇決定 B2Bアジェンダ2025【参加企業募集中】

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旭化成・LIXILと考える「高収益体質の組織づくり」 B2Bアジェンダ2025【参加企業募集中】
 

ミスミの過去最高売上更新を支えるサービス「meviy」の立役者が登壇


 日本最大級のBtoB特化型マーケティングカンファレンス「B2Bアジェンダ2025 (主催:ナノベーション)」が2025年10月16日・17日の2日間、静岡・沼津のプラサ ヴェルデで開催される。BtoB事業を行い、マーケティング起点での企業変革に取り組む経営者やマーケティング・営業責任者などおよそ200人が一堂に会する宿泊型カンファレンスは、今年で5回目の開催となる。

 2日目のキーノートに、「経営から見たB2Bマーケティング組織:期待する役割、理想のコミュニケーション」と題し、ミスミ モデリング事業グループ ID企業体 企業体執行役員 柳沢将人氏の登壇が決定した。柳沢氏は、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」の立ち上げにおいて中心的な役割を担ったキーパーソンの一人。

 工場の自動化設備や検具などに用いる機械部品を製造販売し、800垓という品揃えを誇るミスミグループ本社。同社が4月25日に発表した2025年3月期連結決算は、売上高が前期比9.3%増の4019億8700万円で過去最高を更新した。このビジネス成長を支えるサービスの一つが「meviy」だ。同サービスは、売上高159億円、利用者が19万人に拡大したほか、利用頻度が多い商品を新ブランドとして提供する「エコノミーシリーズ」は売上高111億円、顧客数は9万社に到達したという。

 「meviy」は、3D CADデータをアップロードするだけでAIが自動で加工方法を解析し、最短1分で見積りを算出。煩雑な図面作成や見積り依頼の手間を大幅に削減するとともに、そのままオンライン発注が可能で、最短1日出荷という圧倒的なスピードで高品質な部品を届けることができる。

 従来、試作や単品加工では「図面作成」「業者選定」「価格交渉」など時間とコストがかかるのが当たり前だったが、meviyはAI×クラウド活用によってこれらを自動化。エンジニアはより創造的な設計に集中でき、開発のリードタイムを大幅に短縮できる。meviyはものづくり日本大賞にて内閣総理大臣賞を受賞し、国内シェアは4年連続ナンバー1を記録するなど、日本の製造業DXを支えるサービスとなっている。

 こうした新たな価値創造・市場創造において、ミスミの「マーケティング」はどのように貢献しているのか。経営層と日頃どのようなコミュニケーションをとり、どのような連携を図っているのか。市場環境の変化、消費者の価値観やライフスタイルの変化、データやデジタルテクノロジーの進化・浸透……これらを背景に、経営におけるマーケティングの重要性がますます高まる中、B2Bマーケティング組織に期待される事業貢献のあり方を考える。

 モデレーターは、カンファレンスのカウンシルメンバーでもある、パナソニック コネクト デジタルカスタマーエクスペリエンス エグゼクティブ ダイレクターの関口昭如氏が務める。
B2Bアジェンダ2025 公式サイトは、こちら  

キーノート 登壇者プロフィール

 
株式会社ミスミ
モデリング事業グループ ID企業体 企業体執行役員
柳沢将人氏

 株式会社インクスに入社後、株式会社アマダマシンツールを経て2016年株式会社ミスミへ入社、ミスミの新規事業である「meviy」の事業開発に参画。meviyの開発、サービス立ち上げに従事。2018年より事業部長に就任、事業責任者として販売・開発部門を担当。2023年より企業体執行役員に就任、欧米事業統括としてグローバルでの事業成長を牽引。
  
パナソニック コネクト株式会社
デジタルカスタマーエクスペリエンス エグゼクティブ ダイレクター
関口昭如氏

 日立に入社後、ルネサスエレクトロニクスなどのB to B製造業企業において、デジタルを中心とした、グローバルマーケティング、デマンドジェネレーションを牽引。2018年10月より、パナソニック コネクト(株)にてデジタルマーケティング、カスタマーエクスペリエンス改革を断行中。また、筑波国立大学院等の教育機関にて教鞭も執る。博士。

 

BtoBマーケティング組織に求められる「事業貢献」と、整備すべき「基盤」を考える2日間


 従来、BtoB企業におけるマーケティング組織は「リードを獲得する部門」「認知を拡大する部門」「コミュニケーションツールを制作する部門」といったイメージが強かったが、今やこうした認識は過去のものとなりつつある。商品部門と密に連携して価値を生み出し、セールス部門とともに売上をつくり、カスタマーサクセス部門とともにブランドを育て、深い顧客理解をもとに経営にフィードバックする「事業成長の中核」としての役割が求められている。

 BtoBマーケティング組織に求められる役割の変化と拡張を踏まえて、B2Bアジェンダ2025のテーマは「Redesign for Growth 『事業貢献』を再定義し、必要な基盤を整備する」。BtoBマーケティング組織が自社に対して実行できる、あるいは実行すべき事業貢献とは、どのようなものなのか。日々向き合っている業務は、どのように事業貢献につながっているのか。より成果を高めていくために必要な変革とは。短期的な成果と中長期的な成果、財務指標と非財務指標への貢献を、いかにして実現するかー。これらの多角的な課題に対して、最前線で挑戦と活躍を続ける実務マーケターとともに質の高い議論とネットワークを交わすのがB2Bアジェンダ2025だ。

 これからのBtoBマーケティング組織のあり方を視座高く、かつ実践的に考え、そこへ向かうためのリソース獲得や組織変革、プロセス設計とAIを含むテクノロジー活用といった具体的方策に落とし込むために必要な情報を交換し、課題解決に向けて集中的にディスカッションする。新たな知見やネットワークを育み、BtoBマーケティング領域全体を底上げする場となることが期待される。
B2Bアジェンダ2025 公式サイトは、こちら  

B2Bアジェンダ 2025 開催概要

 
名称
B2Bアジェンダ 2025
日時
2025年10月16日(木)-17日(金) <1泊2日>
会場
静岡県総合コンベンション施設 プラザ ヴェルデ コンベンションホールA
〒410-0801 静岡県沼津市大手町1-1-4
参加者
B2B事業を行い、マーケティング起点での企業変革に取り組む経営者、役員。
B2Bマーケティングに従事するマーケティング、営業企画、営業推進部門の管理職の方々など。
参加方法
B2Bマーケター枠:無料(事前審査制)
プレミアムB2Bマーケター枠:150,000円(税込165,000円)
パートナー枠:380,000円(税込418,000円)
定員
B2Bマーケター100名、パートナー100名
計200名
主催
株式会社ナノベーション
特別協力
アジェンダノート(AGENDA Note.)

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