Rising Academy powered by オプト
Facebookジャパン 中村淳一氏が「インサイト」の本質と「顧客起点」のマーケティングを解説【ライジングアカデミー】
ナノベーションが主催する次世代マーケティングリーダー育成プログラム「Rising Academy powered by オプト」(第2期ライジングアカデミー)の第2回講義が9月8日夜、東京都千代田区のオプト本社で開催された。
Facebookジャパン マーケティングサイエンス地域統括の中村淳一氏が講師を務め、「『インサイト』と『顧客起点』のマーケティング入門~お客様起点の本質を探る~」と題して、受講生に熱弁を振るった。
「インサイト」とは何なのかを解説、AIにまつわる「こぼれ話」も
中村氏は2002年にP&Gに入社。柔軟剤ブランド「レノア」の日本立ち上げのコアメンバーや、かみそりブランド「ジレット」、店舗営業チャネルシニアマネージャーを経て、13年からシンガポールにてグローバルメディア、アジア地域ビッグデータ担当のアソシエイトディレクターに着任。17年6月にフェイスブック ジャパン(現Meta日本法人)に入社し、マーケティングサイエンス地域統括を担っている。顧客理解・人間理解の知見や経験が豊富なマーケターの一人だ。
中村氏は講義で、マーケティングでよく使われる「インサイト」とは何かを受講生に分かりやすく解説。インサイト力を身につけるためには「行動の背景にある思考や感情を読み取る観察力を身につけるのが第一歩」と指摘し、「ユーザーと直接対話する機会を作ろう、心理学・行動経済学などで人間理解を深めよう」と呼びかけた。
中村氏は最後に「お客様起点とは、調査をすることではなく、お客様理解をもとに売れるルールを作ることだ」と強調。「インサイトが分かっているとは、刺激に対して人の反応を予測できること。このスキルを身につけることで、より筋の良いマーケティング施策の仮説出しができるようになる」と説明した。
講義終了後には、会場に来た受講生を対象とした「こぼれ話」も実施。テーマは「AI時代を生き抜くための心構え」。AIによって不要になる業務や職種は何かなど、受講生がキャリアを考える上でのヒントを提供した。受講生の質問にも答え、AIに巨額の投資をしているMetaに勤める中村氏だからこその知見を惜しみなく伝えた。
11月7日はソーダストリーム 出口氏が「WHO、WHAT、HOW」をテーマに講義

出口 昌克氏
ソーダストリーム株式会社
カントリーマネージャー
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンにて執行役員マーケティング本部長、日本コカ・コーラにてバイスプレジデントとして国内外計15のブランド管理経験を持ち、消費財ビジネスにおける中長期戦略立案を得意分野とする。2021年より現職。カントリーマネージャーとしてソーダストリームの日本オフィスを統括する。
ソーダストリーム株式会社
カントリーマネージャー
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンにて執行役員マーケティング本部長、日本コカ・コーラにてバイスプレジデントとして国内外計15のブランド管理経験を持ち、消費財ビジネスにおける中長期戦略立案を得意分野とする。2021年より現職。カントリーマネージャーとしてソーダストリームの日本オフィスを統括する。
11月7日はソーダストリーム カントリーマネージャーの出口昌克氏が「WHO、WHAT、HOW」をテーマに講義した。アジェンダノートは後日、この模様をレポートする予定だ。
この講義では、出口氏がマーケティングの基本フレームワーク「WHO(誰に)・WHAT(何を)・HOW(どう伝える)」を分かりやすく解説した。
まずは身近な事例を通じて、各要素の意味と設定時の注意点を説明。次に、実際のビジネスケースを使って、受講生自身がWHO・WHAT・HOWを考える演習に取り組んだ。フレームワークを“知る”だけでなく、“使う”ことで見えてくる難しさや落とし穴を体験し、より効果的な設定方法を学んだ。




メルマガ登録














