ダイレクトアジェンダ2026 #04

キューサイ、再春館製薬所、I-ne、花王、ミツカンなど注目企業が多数登壇 直販・通販のダイレクトアジェンダ2026【参加企業募集中】

前回の記事:
ディセンシア、I-ne、オイシックス…ダイレクトマーケティング先進企業が本音で語る:ダイレクトアジェンダ2026「先取り」セミナーを2月4日に開催【申込受付中】
 

「信頼」をテーマにAI時代のダイレクトマーケティングを考える


 3月17-19日、直販・通販事業に携わるマーケターが集うカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2026」(主催:ナノベーション)が熊本市中央区のホテル日航熊本で開催される。

 今回で第10回という節目を迎えるダイレクトアジェンダのテーマは、「Profitable Trust ― In the Age of AI 利益を生み、新規顧客を呼び込む『信頼』のつくり方」。

 AIをはじめとしたテクノロジーの進化を背景に、直販・通販ビジネスおよびダイレクトマーケティングを今後どのように発展させていくべきかを議論するとともに、参加するマーケター同士のネットワーキングを深める。

 本稿では、多彩な公式セッションの中から、特に注目度の高いセッションを紹介する。
※セッションのテーマや登壇者は、随時変更・追加する可能性があります。
ダイレクトアジェンダ2026 公式サイトは、こちら  

 

キーノート #1 ダイレクトマーケティングの未来を占う大人気セッション


 初日のキーノートは、第1回から毎年実施しており、ダイレクトマーケティングの未来を切り拓く場として高く評価されている恒例のセッションだ。

 テーマは「ダイレクトマーケティングの現在と未来。今後3年間で起こるイノベーションは何か?」。

 本セッションには、各時代において成果を上げてきたトップマーケターが登壇し、企業のビジョンやマーケティング施策を比較・分析しながら、顧客体験の進化を深掘りする。今回登壇するのは、三井住友カード 執行役員 データ開発本部長の白石寛樹氏と、コメ兵 代表取締役社長の山内祐也氏。 モデレーターは例年同様、ダイレクトマーケティングの経験豊富なシンクロ 代表取締役社長の西井敏恭氏が務める。

 今回は、記念すべき10周年を迎えることから、3年後よりもさらに先、「10年後」を意識してディスカッションを行う。異なる立場・専門性のスピーカーの視点を交わらせながら、激変する環境下で、ダイレクトマーケティングにどう向き合うべきかを考える。
 
白石 寛樹
三井住友カード
執行役員 データ開発本部長

2000年 名古屋大学大学院(理学研究科分子生物学専攻)卒業後、三井住友カードに入社
2017年 統合マーケティング部、データ活用・データ人材育成に従事
2019年 マーケティング統括部データ戦略室長
2020年 データ戦略部長 社内DX・AI推進、データサービス”Custella”立上げ等、全社のデータ活用を指揮
2022年 金融データ活用推進協会(FDUA)理事 兼 標準化委員長
2023年 執行役員 マーケティング本部 副本部長 兼 データ戦略部長
2025年 執行役員 マーケティング本部 データ開発本部長(現職)
 
山内 祐也 氏 
株式会社コメ兵ホールディングス
常務取締役 執行役員 ブランド・ファッション事業統括責任者部長

1977年生まれ、岐阜県出身。中学、高校、大学と陸上競技に打ち込む(全日本学生選手権4位など)。法政大学経済学部を卒業後、2000年4月に株式会社コメ兵に入社。 カメラ部門の鑑定査定業務、商品仕入れ、マネジメントなどを担当。2009年 全社のマーケティング・プロモーションを担当する「営業企画部」の新設に携わり、CRMの構築・広告の効率化・PR・営業組織改革などの業務を担当。2013年から「経営企画部」にて経営戦略・経営計画・IRなどを担当し、2015年には同部署の部長に就任。2017年からは事業開発部長も兼任し業務範囲を拡大。経営戦略としてM&Aや海外進出を推進した。2018年、経営企画本部(経営企画部・事業開発部・人事企画部)、海外事業を統括する執行役員へ就任。2019年 (株)K‐ブランドオフの代表取締役社長に就任(現任)。2024年(株)コメ兵ホールディングスの常務取締役執行役員に就任(現任)。ブランド・ファッション事業統括責任者に就任(現任)。一般社団法人日本流通自主管理協会理事(現任)。2025年(株)コメ兵 代表取締役社長(現任)。

【モデレーター】
 
西井 敏恭 氏
シンクロ
代表取締役社長

1975年福井県生まれ。2年半にわたる世界一周の旅行記を更新したWebサイトが人気となり、帰国後、旅の本を出版し、EC企業にてデジタルマーケティングに取り組む。二度目の世界一周の旅をしたのち、2016年にシンクロを設立。大手通販・スタートアップなど多くの企業のマーケティング支援やデジタル事業の協業・推進を行うほか、複数企業の取締役を兼任する。その傍ら旅を続け、訪問した国は150カ国近く。 全国のマーケティングイベントやビジネスフォーラムでの講演、雑誌・新聞・テレビなどメディア掲載多数。
 

 

キーノート #2 花王・キューサイと考える、AI時代に信頼され成長し続けるブランドのつくり方


 2日目のキーノートのテーマは「商品、UI・UX、CRM、広告・・・信頼をどうつくり、どう事業成長につなげるか?」。今回の全体テーマ「Profitable Trust ― In the Age of AI 利益を生み、新規顧客を呼び込む『信頼』のつくり方」の核心に迫るセッションだ。

 商品そのもの、購買の場のUI・UX、CRM、広告・コミュニケーションなど、ブランドの信頼を構築し、お客さまに選ばれ続ける状態をつくるための要素にはさまざまなものが考えられる。セッションでは、登壇各社の取り組みを紹介するとともに、共通点はもちろん、業種や商材によって異なるポイントを探る。

 スピーカーは、花王のD2Cビジネスを率いるグローバルコンシューマーケア部門 ビジネスコネクティッド部門グローバル事業推進センター D2Cビジネス部長 兼 デジタル戦略部門 My Kao DX共創部長の水町直樹氏と、九州通販企業の雄・キューサイ 上席執行役員副社長 営業戦略本部長の山田淳史氏。

 モデレーターは、D2Cチョコレートブランド「Minimal」を運営するβace 取締役COOの緒方恵氏が務める。
 
山田 敦史氏
キューサイ
上席執行役員 副社長 兼 営業戦略本部長

京都市出身、国内外複数のコンサルティングファーム、通販業界やD2C業界での事業責任者を経て2021年キューサイへ上席執行役員として入社。セールスマーケティング全般を統括し、単品通販からの脱却を目指してブランド価値を高めるコミュニケーション戦略の強化を主導。
 
水町 直樹氏
花王 グローバルコンシューマーケア部門
ビジネスコネクティッド部門 DtoC事業開発部 部長

花王株式会社にて24年間、マーケティングおよびブランドマネジメントに従事。アタック、ハミングなどのファブリックケア、ビオレ、エッセンシャル、サクセスなどのビューティケアカテゴリーにおいて不振事業の再成長とブランド再構築を複数回実現。ブランド戦略、商品開発、コミュニケーション、販売戦略を一気通貫でマネジメントし、売上利益の最大化に貢献。直近では、生活者共創プラットフォーム「My Kao」を活用したマーケティング変革や新規D2C事業の開発に取り組む。
 

【モデレーター】
 
緒方 恵氏
βace
取締役COO

ハンズ(旧・東急ハンズ)にてDX責任者を務めた後、中川政七商店に執行役員 Chief Digital Officerとして入社。WEB・デジタル領域を統括し、その後、取締役に就任。DX推進に加え、販売やPRなど全顧客接点の統括責任者を務める。
2021年7月に中川政七商店の取締役を退任後も、社外補佐役(パートタイムオフィサー)として継続的に関与しつつ、同年にMinimal - Bean to Bar Chocolate - を運営する株式会社βaceの取締役に就任し、現在に至る。第7回WEBグランプリ WEB人賞 受賞。
 

 

再春館製薬所・ヒマラヤの先進事例に学ぶ、高度化するCRM戦略の最前線


 特定のテーマに特化した「ブレイクアウトセッション」も多数予定している。そのうちのひとつ、「CRM」にフォーカスしたセッションには、熊本を拠点にD2C事業を展開する製薬・化粧品メーカーの再春館製薬所からドモホルンリンクル事業部/副事業部長/戦略支援グループの松嶋大和氏と、EC売上300億円を目指して拡大を続けるスポーツ・アウトドア用品チェーンのヒマラヤから、マーケティング・EC統括本部長の小田竜介氏が登壇する。

 ブランドに対する愛着や信頼といった心理的ロイヤルティを醸成するだけでなく、それを高い精度でリピート購入、他者への推奨、SNSでの発信といった具体的な行動に繋げていくには、どのような取り組みが必要なのか。

 データはもちろんのこと、AIをはじめとするテクノロジー、MAなどのツールを適切に活用した、深い顧客理解や、高精度なハイパーパーソナライゼーション、ハイタッチとテックタッチを組み合わせた効果的なカスタマージャーニー設計・・・顧客一人ひとりとどのような関係性を築き、どのような成果に繋げていくかは、経営戦略そのものと言える。

 設計思想から運用プロセスまで、事業成長につながるこれからの時代のCRMのあり方について考えるセッションだ。
 
松嶋大和氏
再春館製薬所
ドモホルンリンクル事業部/副事業部長/戦略支援グループ

アパレルメーカーにて営業、その後商社にて人事経験を経て、2015年に再春館製薬所へ中途入社。
プロダクトブランドであるドモホルンリンクル事業において、リアル店舗の店舗開発やイベント企画と運営を行い、17年よりマス、デジタル広告を起用したリスト獲得から新規顧客獲得までのCRM領域におけるマーケティング活動に従事。その後、経営企画領域における既存/新規事業開発部門でマネージャーを経て、アクイジション領域の責任者を2年経験。
現在はアクイジション・リテンション領域横断でファンマーケティングの浸透活性化の任を追いつつ、事業部内戦略支援グループの責任者。
 
小田竜介氏
ヒマラヤ
マーケティングEC統括本部 本部長

1997年に博報堂入社。自動車・日用品・食品分野の大手メーカーのマーケティングを担当し、中国、マレーシアでの海外駐在を経験。博報堂マレーシア社長、国責任者(マレーシア)を歴任したのち、2025年にヒマラヤ入社。マーケティングEC統括本部長として、店舗とECを横断した顧客体験の向上に取り組んでいる。マーケティング効果を表彰する唯一の国際賞「エフィー賞」アジア太平洋審査員(2024年、2025年)。
 

 

エージェンティックAI時代の購買体験をどう設計する?


「AI活用」に関するブレイクアウトセッションには、ヘアケア・スキンケアブランド「BOTANIST」を展開する I-ne ビューティーケア事業部 戦略事業室の佐藤秀和氏、機械部品調達AIプラットフォーム「meviy(メビー)」を運営するミスミ IDビジネス・ハブ IDマーケティング推進室 執行役員の大川英恵氏、JALマイレージバンク会員と一体となり強大な顧客基盤を誇るJALカード 企業マーケティング部 部長の齋田卓也氏が登壇する。

 セッションのテーマは「顧客に最適な購買体験を提供し、売上・利益を伸ばすデータ・AI活用」。

 顧客と直接つながり、そこで得られるデータを活用し、顧客体験を向上させることこそが、ダイレクトマーケティングの本質であり、競争優位の厳選だ。加えて、業種や商材を問わず、AIの活用を避けて通るのは難しい時代になっている。データ・AI活用の重要性は増す一方だが、「顧客に最適な体験や価値を提供する」という目的を見失ってはいないだろうか?

 顧客に最適なブランド体験(購買体験を含む)を提供し、顧客の満足や成功に貢献する。それが結果的に、企業・ブランドの売上や利益につながっていく。本セッションでは、その基本に立ち返り、登壇者がデータ・AIをいかに活用し、顧客体験・顧客価値の向上に繋げているか? さらに活用が進んでいった先にどのような未来が描けるか? を議論する。
 
佐藤秀和氏
I-ne
ビューティー&ウェルネス戦略室

株式会社I-neにおいて、ブランド横断のデジタル領域強化を担う戦略組織「ビューティー&ウェルネス戦略室」を運営。
また、コンサルタントとして複数の事業会社のEC/D2C事業を支援中。
これまで、化粧品・健康食品メーカーのD2C責任者として、新規獲得からCRM・UIUX・CS・OMO・データ分析・物流・ITまでの実務と管理に従事。
早稲田大学大学院経営管理研究科[MBA]修了
 
大川英恵氏
ミスミ
IDビジネス・ハブ IDマーケティング推進室 執行役員

機械部品調達のAIプラットフォーム 「meviy(メビー)」のマーケティング部門統括。 ミスミ入社前は、博報堂、Googleに籍を置き、大手企業のマーケティング戦略立案に従事。
 
齋田卓也氏
ジャルカード
企業マーケティング部/部長

2006年 株式会社ジャルカード入社
2014年 日本航空株式会社 マイレージ事業部(出向)
2019年 株式会社ジャルカード 企画部 統括マネージャー
2024年 同社企業マーケティング部 部長事。
 

 

CPA改善にどう挑む? オイシックス、メリーチョコレートの挑戦に迫る


「CPA改善」に関するブレイクアウトセッションには、LTV向上で営業利益2桁増を実現するオイシックス・ラ・大地 執行役員 Oisix EC事業本部 本部長の青木孝哲氏と、老舗でありながら時代を先読みしたアップデートを続けるチョコレートメーカー・メリーチョコレートカムパニー 執行役員 マーケティング本部本部長の高田基位氏が登壇する。

 セッションのテーマは「CPA高騰時代の処方箋──LTVを伸ばすために、何を変えるべきか」

 広告費の高騰や、プライバシー規制の強化・Cookie廃止などによるターゲティング精度の低下などの環境変化を背景に、CPA(顧客獲得単価)の高騰は多くの企業にとって大きな課題となっている。もはや獲得効率だけに依存した成長モデルは限界を迎えつつあり、顧客一人ひとりとの関係を強化し、LTV(顧客生涯価値)をいかに伸ばすかが、持続的な事業成長の鍵を握ると言える。

 本セッションでは、初回購入後の離脱低減、継続率向上、アップセル・クロスセル最適化など、LTV改善に向けた取り組みと、その成否について議論する。データを活用した顧客理解の深化や、顧客一人ひとりに合わせた体験の提供、新しい発想での広告・コミュニケーション、プロダクトポートフォリオの見直し・・・CPA高騰の波を乗りこなし、収益性を高めていくために、マーケターが見直すべきポイントを考える。
 
青木孝哲氏
オイシックス・ラ・大地
Oisix EC事業部本部長/執行役員

学生ベンチャー期にオイシックスへ参画し、EC事業、IPO時の経営企画、ソリューション事業の新規立ち上げなど成長期の中核を歴任。2015年退職後、スポーツバイク専門店で店長を務めるなど異業種を経験。2022年にオイシックスラ大地へ復帰し、2024年よりOisixEC事業本部長に就任。
 
高田基位氏
メリーチョコレートカムパニー
マーケティング本部 執行役員 本部長

1992年ロッテ入社。宣伝部で、TVCMや新聞、雑誌のグラフィック制作に従事の後、マーケティング部でコアラのマーチ、トッポ、パイの実 チョコ菓子ブランド担当者としてブランドの育成業務に携わる。2011年にポーランドのLOTTE Wedel(ロッテウェデル)社に役員として赴任し、Marketing、R&D、Export部門を管掌と経営に従事。帰国後、グループ会社の株式会社メリーチョコレートカムパニーでマーケティング本部の執行役員本部長に着任。現在に至る。
   

【モデレーター】

西野英美氏
DECENCIA

代表取締役社長
2002年 オルビス株式会社 入社
2014年 ブランドの基幹スキンケア 『オルビスユー』 の初代ブランドマネジャーを務め、
2018年 商品企画部長に就任。リブランディングでは、スキンケアを軸とした商品強化を指揮。
2020年 同社執行役員就任、2023年 取締役就任(サステナビリティ推進室長も兼務)
2025年 グループ会社である株式会社DECENCIA 代表取締役社長に就任。
ダイレクトアジェンダ2026 公式サイトは、こちら

 

ダイレクトアジェンダ2026のテーマは「利益を生み、新規を呼ぶ『信頼』のつくり方」


 ダイレクトアジェンダ2026のテーマは「Profitable Trust - In the Age of AI 利益を生み、新規を呼ぶ『信頼』のつくり方」。

 生成AIの進化により、マーケティング活動はかつてないスピードで効率化と最適化が進んでいる。しかしその一方で、顧客とブランドの関係性はより豊かなものになっているだろうか。

 AIによる自動化・最適化が進むほど、ブランドが顧客から「信頼される存在」であり続けることの重要性は増している。短期的なCPAやCVRの改善だけでは測れない、“選ばれ続ける理由”としての信頼。

 本カンファレンスでは、その信頼を精神論ではなく、明確な戦略と仕組みとして捉え、売上・利益、そしてLTVへと転換する方法を探る。AI時代における顧客理解、ブランド体験、データ活用のあり方を再定義し、信頼を起点とした持続的な事業成長の道筋を描く。

 

ダイレクトアジェンダ2026 開催概要

 
名称
ダイレクトアジェンダ2026
日時
2026年3月17日(火) - 3月19日(木)<2泊3日>
会場
ホテル日航熊本
〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1
参加者
合計300名(通販事業主150名、パートナー150名)
参加方法
ブランド枠(無料・審査有)
プレミアムブランド枠(180,000円・税込198,000円)
パートナー枠(490,000円・税込539,000円)
主催
株式会社ナノベーション
特別協力
アジェンダノート(AGENDA Note.)
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