Rising Academy powered by オプト

AI時代のマーケターに求められるのは「問いを立てる力」 オプト 金澤大輔氏が語るマーケティング界の課題とライジングアカデミーの役割【4月22日応募締切】

前回の記事:
無料で学べる若手マーケターの登竜門「第3期ライジングアカデミー」開講決定、オプト協賛で実務に生きる学びと視座の高い交流を両立
 次世代を担う若手マーケター育成の場として第3期の開講(申込締切4月22日)が決まったアクセラレータープログラム「Rising Academy powered by オプト」(ナノベーション主催、以下「ライジングアカデミー」)。生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化や、激しい市場変化のただなかにある現代において、本アカデミーは企業活動やマーケティング領域に何をもたらし得るのか。

 企業のマーケティング活動の支援を担い、第2期に続き特別協賛を務めるオプトの代表取締役社長 金澤大輔氏に、日本のマーケティング界が抱える課題とAI時代のマーケターに求められる力、そして本アカデミーが果たすべき役割について話を聞いた。
【ライジングアカデミー】公式サイトはこちら

 

業界全体の進化にコミットしたい


ーー 初の特別協賛となった第2期ライジングアカデミーを終えて、どのように振り返られますか。

第2期を終えて率直に感じるのは、本アカデミーが単なるスキル研修の枠を超え、受講生の「人生の視座を引き上げる場」になっている、という点です。受講生の皆さんからの感想にあるように「明日から使える実践性」と「視座が一段上がる体験」が両立している。これは、簡単なことではありません。

特に印象的だったのは、業界を超えた同世代マーケターとの交流によって、「自分だけではない」「もっとできるはずだ」という内発的な変化が起きていることです。マーケティングは本来、知識やテクニックだけでなく、視座の高さ、解釈力、そして意思決定力が問われる仕事です。その土台が、このアカデミーで確実に育まれていると実感しました。

また、受講生が所属する企業の推薦人の皆さまからも、「マネジメント層同士のつながり」や「外部視点の重要性」に対する高い評価をいただきました。受講生本人だけでなく、組織にも価値を還元できている点に大きな意義を感じています。



ーー第2期に続き、第3期ライジングアカデミーへの特別協賛を決められた理由を教えてください。

最も大きな理由は、この取り組みが「業界全体の底上げ」に直結していると確信したからです。マーケティング業界はいま、AIの進化やメディア環境の変化、そして顧客の高度化によって、個社最適ではなく「業界全体の進化」が求められるフェーズに入っています。そのなかで、企業の垣根を越えて学び合い、刺激し合える「同じ志を持つ仲間」をつくる場は極めて貴重です。

第2期を通じて、本アカデミーが単なる育成プログラムではなく、「一生の仲間づくりの場」になり得ることを確信しました。第3期では、1期~3期の横断的な交流をさらに促進し、学びを「点」ではなく「ネットワーク」にしていきたいと考えています。

また、推薦人の皆さまとも同じ方向を向きながら、より実践的で、より価値の高い場へとアップデートしていく。その進化にコミットしたいという意思が、今回の継続協賛の背景です。

ーーマーケティング領域についてはどのような課題感をお持ちでしょうか。

大きく3つあると捉えています。

①手段最適に偏ったことによる、本質な価値の喪失
多くの現場で、広告運用やツール活用が目的化し、「誰に、どんな価値を届けるのか」という本質的な視点が弱まっている現場が多く見受けられます。

② 分断されたデータと短期最適
顧客データが統合されず、LTV向上や深い顧客理解に十分に活用されていないケースが多い。その結果、短期的な成果のみを追う構造に陥っています。

③ 人材の視座不足
テクニックはあるが、事業視点や経営視点で意思決定できるマーケターが不足している。これはスキルの問題というより、構造と「視座」の問題だと考えています。

ーーこの1年でAIの社会実装が急速に進み、マーケティングの業務のあり方も変わりつつあります。こうした時代に、マーケターにはどのような視点やスキルが求められているとお考えでしょうか。

実務の多くがAIに代替されていく時代だからこそ、マーケターには人間ならではの役割が求められます。これからのマーケターは「AIを使う人」ではなく、「AIを前提に価値を設計する人」であるべきです。具体的には以下の4つの力が不可欠になります。

① 問いを立てる力
AIは答えを出すことはできますが、問いを立てることはできません。どの市場を攻めるのか、誰に価値を届けるのか。この設計力が最重要になります。

② 顧客理解と構造理解
データを「見る」のではなく、「解釈する力」。LTVや顧客行動を構造的に捉えられるかが差を生みます。

③ 意思決定力と実行力
変化のスピードが加速する分、リーダーとしての意思決定の「質」と「覚悟」が問われます。

④ アンラーニング力
過去の成功体験を手放し、学び続ける力。これが最も重要な資質かもしれません。

ーー第3期ライジングアカデミーの受講生には、どのような成長や変化を期待されていますか。また、本アカデミーからどのようなマーケターが生まれてほしいと考えていますか。

第3期を迎える本アカデミーの受講生の皆さんに期待するのは、単なるスキル習得ではなく、「自分の可能性を再定義する体験」です。このアカデミーの真の価値は、知識を得ることではなく、皆さん⾃⾝の「変化」にあります。
 
  • 自分の限界を決めていたことに気づく
  • 他者との比較ではなく、自分の志に向き合う
  • 役割を超えて、組織や事業を考えるようになる

こうした変化を経て、最終的には「事業を伸ばせる」「組織を動かせる」「業界に価値を還元できる」次世代マーケターへと飛躍してほしいと考えています。

ーーこれからのマーケティング業界を担う若手マーケターに向けてメッセージをお願いします。

マーケティングは「人の心を動かし、社会に価値を生む仕事」です。だからこそ、表面的なテクニックだけを追わないでほしい。

大切なのは、
  • 誰に価値を届けたいのか
  • なぜそれをやるのか
  • 自分はどんなマーケターになりたいのか

この問いに向き合い続けることです。
そしてもう一つ。環境を言い訳にしないことです。
今回のように、外に出て学び、仲間と出会い、視座を上げる機会は、⾃ら求めれば、無限に広がっています。成長する人は、必ず自分でその機会を掴みにいくものです。
ライジングアカデミーが、皆さんにとって「一生の仲間」と出会い、自分の可能性を解放するきっかけになることを心から期待しています。

そして、ここから日本のマーケティングを一緒に進化させていきましょう。
    
オプト 代表取締役社長
金澤 大輔 氏

2005年9月オプト(現デジタルホールディングス)入社
2013年4月 同社執行役員
2015年4月 オプト(現在の当社)代表取締役社長 CEO
2017年4月 オプトホールディング(現デジタルホールディングス)上席執行役員
2019年4月 同社グループ執行役員
2021年3月 同社取締役グループCOO
2024年3月 同社取締役 兼 当社代表取締役社長CEO
2025年3月 同社代表取締役社長 兼 当社代表取締役社長〈現任〉
2026年4月 博報堂DYホールディングス執行役員〈現任〉
【ライジングアカデミー】公式サイトはこちら

 

第3期受講生を募集中、4月22日まで


ライジングアカデミーは、日本最大級のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ」などを主催するナノベーションが手がける次世代マーケター育成プログラム。定員100人(推薦人必須、審査制)に対して第1期(2024年度)は応募倍率2.61倍、第2期は最終的に2.72倍に達するなど、「若手マーケターの登竜門」として年々、注目度を増している。

最大の特徴は、現役トップマーケターや講師陣による実務に生きる講義と、業界の枠を超えた同世代マーケターたちとの視座の高いネットワーキングが両立すること。オプトの特別協賛のもと無料で受講でき、グループワークや講義後の懇親会を通じて刺激・協力し合えるコミュニティを築ける。オンライン受講も可能で、首都圏以外に住む若手マーケターにも広く門戸が開かれている。

激しい市場変化を反映し、第3期はカリキュラムを大幅に拡充。顧客理解や戦略立案といった基礎から、事業開発や事業運営、セールス、PR思考まで、これからの価値創造に必要となる全14テーマを網羅している。さらに事業会社が出題するリアルな課題に対して戦略や施策を立案する「卒業プログラム」にチームで取り組むことで、各講義での学びを即座に実務に置き換えられる実践知へと昇華させる。

第3期の申込締切は4月22日。今期も意欲的な若手マーケターが結集し、本アカデミーを通じて飛躍していくことが期待される。
 

ライジングアカデミー第3期開催概要

 
名称
Rising Academy powered by オプト
申込締切・会期
申込締切:2026年4月22日
会期:2026年5月~2027年3月(予定)
毎月1、2回程度(平日19:00~20:30)
受講方式
ハイブリッド開催(会場/オンライン受講)※会場受講は定員有
参加者
若手マーケター100名(推薦人を必須とした上で審査制)
参加費
無料
主催
株式会社ナノベーション
特別協賛
株式会社オプト
メディアパートナー
アジェンダノート
【ライジングアカデミー】公式サイトはこちら

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