リテールアジェンダ2026 #03

セブン・イレブン、データ・ワン、イオンリテール、pHmedia、ENEOS、平和堂が語るリテールメディアとCRMの最前線 リテールアジェンダ2026【参加企業募集中】

前回の記事:
サツドラHD社長 富山浩樹氏が登壇決定、選ばれ続けるための「来店動機」を再定義 リテールアジェンダ2026【参加企業募集中】
 

リテール・メーカーのマーケターが集結、「リテールメディア」「アプリ・CRM」を議論

 国内外のリテールとメーカーのマーケター、そしてパートナーをつなぎ一気通貫のマーケティングを実現するためのカンファレンス「リテールアジェンダ2026(ナノベーション主催)」が10月28・29日に東京都渋谷区のEBiS303で開催される。公式セッション登壇者が続々決定しており、本稿では特に注目のセッションを紹介する。

2日目に行われるスペシャルセッション#2は、アプリや店頭サイネージなど、自社の持つ巨大な顧客接点をメディア化することで新たな収益源化が期待されるリテールメディアに着目。「リテールメディアの最前線:認知から購買まで、ビジネスにどこまで貢献できるのか」と題し、リテールメディアの最新活用事例を共有、その真価を考察する。

 登壇するのはセブン‐イレブン・ジャパン 新規事業推進室 室長/セブン‐イレブン・アドコネクト 代表取締役社長の杉浦克樹氏とデータ・ワン代表取締役社長 CEOの国立冬樹氏、さらにイオンリテール リテールメディア推進部 部長の田中香織氏とpHmedia 代表取締役社長の君島諭氏。ネスレ日本 飲料事業本部 コールドコーヒービジネス部長の村岡慎太郎氏がモデレーターを担い、単なる「広告枠の販売」を超えた価値を提供し、顧客にとって有益な情報体験と透明性のある効果測定(ROAS)を両立させる次世代リテールメディアの可能性とマネタイズ戦略を紐解いていく。

 続くスペシャルセッション#3では、さらにアプリとデータ活用にフォーカス。「自社アプリを起点とした顧客関係構築:データが導くCRMとLTV最大化」と題し、ENEOS マーケティング部 プリンシパル・プロジェクトマネージャーの茂田明裕氏、平和堂 執行役員 DX戦略部長の宮領康博氏がスピーカー、店舗のICT活用研究所/小売DX合同会社 代表/代表社員の郡司昇氏がモデレーターを務めることが決定した。

 自社アプリを「販促・クーポン配信ツール」として終わらせず、深い顧客理解とパーソナライズ接客を実現する強力な基盤へと進化させるには何が必要か。オンラインとオフラインの行動データを統合した最新のCRM戦略を通じ、顧客の継続的なファン化とLTV(顧客生涯価値)の最大化を実現するアプローチを探る。
リテールアジェンダ2026公式サイトはこちら  

【登壇者紹介・スペシャルセッション#2】
AI・テクノロジーの真価:小売ビジネスを変革する次世代戦略

 
セブン‐イレブン・ジャパン 新規事業推進室 室長 /セブン‐イレブン・アドコネクト 代表取締役社長
杉浦 克樹 氏

 セブン-イレブン・ジャパン入社後、長野・山梨エリアと東京西部エリアで1000店規模のゾーン責任者を務める。 2018年7&iHDで新規事業会社を立ち上げ、2021年セブン-イレブン・ジャパン デジタル販売促進にてアプリの責任者を担い、2022年リテールメディア推進部 総括マネジャーとしてリテールメディア事業を立ち上げ、2024年にはデジタルサービス部も兼任し、デジタル領域での革新を推進。2025年9月より現在の新規事業推進室の責任者に就任、2026年9月よりセブン‐イレブン・アドコネクト社長を兼任。
   
データ・ワン 代表取締役社長 CEO
国立 冬樹 氏

 1998年、伊藤忠商事に入社。情報・金融カンパニーにおいて、IT・サービス関連の新規事業開発や事業投資に携わる。その後、2019年に同社第8カンパニーのPMとしてリテール関連の事業開発を手掛ける。2022年にファミリーマートのデジタル事業部長に就任し、同社のデジタル戦略を統括。2025年、データ・ワンの代表取締役に就任。
   
イオンリテール リテールメディア推進部 部長
田中 香織 氏

 入社後、新規事業のマーケティング・プロモーション領域を担当し、化粧品専門会社の立ち上げにマーケティング責任者として参画。通信会社との「クーポンのデジタルマーケティング事業」を経て、イオンリテール帰任後はデジタル組織の立ち上げをマネージャーとして担当。以降、イオンリテール公式アプリ「イオンお買物アプリ」やサイネージを用いた顧客接点の開発と、データを活用した1to1コミュニケーションの推進に従事。現在はリテールメディア推進部部長として、店舗とデータを掛け合わせたリテールメディア事業の立ち上げ・推進、メーカーとの共創モデル構築に携わっている。
   
pHmedia 代表取締役社長
君島 諭 氏

 2003年 ドン・キホーテ 中途入社  2005年 営業本部 店長  2009年 長崎屋出向 MEGAドンキへの業態変更 店長 2011年 ドイト出向 ホームセンター業態 営業本部長代行 2017年 営業本部 支社長  2019年 西日本 営業サポート本部 本部長 2020年 橘百貨店 代表取締役社長 2020年9月 ミリオンスター支社長第1期~第2期 沖縄県担当 2022年10月 ミリオンスター支社長第3期~第5期 神奈川東京6店舗管轄 2025年10月~ pHmedia 代表取締役社長(現在)
       
ネスレ日本 飲料事業本部 コールドコーヒービジネス部長
村岡 慎太郎 氏【モデレーター】

 2003年にネスレ日本に入社。入社以降、調達からSNSマーケティング、メディアマネージャー、スイス本社でのグローバルメディアマネージャーを経て、2021年コンフェクショナリー事業本部 インツーホーム マーケティング部 部長に就任。2026年1月から現職。
また2025年11月からは、マーケティング&コミュニケーションズ本部で、インテグレーテッド コミュニケーションズ マネージャーに従事。社内の統合マーケティングおよび世界共通のフレームワーク「BBNW(Brand Building the Nestlé Way)」の推進を手掛ける。
 

【登壇者紹介・スペシャルセッション#3】
自社アプリを起点とした顧客関係構築:データが導くCRMとLTV最大化

 
ENEOS マーケティング部 プリンシパル・プロジェクトマネージャー
茂田 明裕 氏

 外食、飲料、IT、クレジットカードのブランドカンパニーにてブランド戦略、デジタルマーケティング、CRM、ロイヤリティ領域を中心に20年以上のマーケティング経験を有する。前職の日本マクドナルドではマーケティング部長として公式アプリを中心としたデジタルマーケティング、CRM、ロイヤリティ戦略を統括し、アプリ利用基盤の拡大と顧客体験向上を推進。現在はENEOSにて2200万人の公式アプリ会員基盤を活用した顧客接点改革、CRM戦略、ロイヤリティプログラム開発を推進している。
 
平和堂 執行役員 DX戦略部長
宮領 康博氏

 ジェーシービーにて、国内初のミニマムペイメントカード(リボ払い)やデジタルマーケティングなど革新的なビジネスを確立。SBIグループて、クレジットカード会社、クレジットプロセッシング会社の設立、住信SBIネット銀行において大型提携やM&Aを手掛ける。江崎グリコでは、システム子会社代表として、国内外のプラットフォーマーとAI等デジタルによるビジネス活用、国内外スタートアップとの協業等を実践。平和堂入社後、デジタルによる営業変革を目的にクロステック企画部を新設。クレジットカード事業やアプリのリニューアル、リテールメディアの立ち上げに加え、三菱UFJ銀行とスーパーマーケット業界初となるBaaSを活用したフルバンク型銀行サービスを実現。現在は、DX戦略を推進している。
 
店舗のICT活用研究所/小売DX合同会社 代表/代表社員
郡司 昇 氏【モデレーター】

 1999年ランド設立。セイジョー(現ココカラファイン)とFC契約。 2007年セイジョー入社。調剤事業部課長→営業管理課長兼ココカラファインHD調剤担当で業務効率化・コスト削減・アライアンス等担当。2013年ココカラファインOEC社長就任。2016年ココカラファイン統合マーケティング部長兼任。 2018年4月~現職。ITベンダーの持つ最新技術をどのように小売業で価値を持たせていくかをベンダー、小売業双方の三方良しを実現する手助けをする。
   

リテール・メーカー共創で「新たなエコシステム」構築目指す


 日本最大規模のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ」などを主催し、今年8月に設立10周年を迎えたナノベーションは、日本を代表するクリエイター 澤本嘉光氏(dentsu Japan)の協力を得て「会・知・挑・創 ここでつながる、ここから始まる。」を新たなコーポレートスローガンとして策定した。

 マーケター同士が「つながる」ことで新たな知恵や価値が生まれ、未来への一歩が「始まる」場をつくり続けたい。リテールとメーカーの分断を埋め、両者の生み出す価値を消費者に届けるための議論の場として2017年に発足したリテールアジェンダにも、そんなナノベーションのカンファレンスにかける想いが込められている。

 原材料費・物流費・人件費の高騰に、物価高、テクノロジーの進展と普及による消費者接点と購買ルートの多様化、生活様式の変化…。リテール・メーカーを取り巻く前提が大きく変わる中、マーケターにはデータやAIが導く顧客インサイトを駆動力としながら、店舗が持つリアルな場ならではの「身体性」や人を惹きつける「熱量」を掛け合わせ、「Retail as a Destination(目的地としての店舗)」へと進化させることが求められる。

 10回目を迎える今回のリテールアジェンダは「Retail as a Destination Driven by Data, AI & Consumer Insights」を全体テーマに掲げ、小売・メーカー・テクノロジー企業が立場の壁を越えて集い、次世代の店舗を起点とした「新たなエコシステム」を共創する場となることを目指す。「人」と「知」が出会い、時代の先端を行くアイデアやノウハウを共有しながら対話することで、日本のリテールビジネスを強化する場となることが期待される。
 

リテールアジェンダ2026 開催概要

 
名称
リテールアジェンダ 2026(RA26)
日時
2026年10月28日(水)~29日(木)
会場
EBiS303
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル3階
参加者
小売70名、メーカー60名、パートナー70名 合計200名
参加方法
リテール枠:無料(事前審査制)
メーカー枠:無料(事前審査制)
プレミアム枠:100,000円(税込み110,000円)
パートナー枠:270,000円(税込み297,000円)
主催
株式会社ナノベーション
特別協力
アジェンダノート(AGENDA note.)
リテールアジェンダ2026公式サイトはこちら

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