クリエイティブ

第78回 広告電通賞の受賞作品を振り返る ー 総合賞はサントリーホールディングス

 

総合賞は、3部門で最高賞受賞のサントリーホールディングス


 第78回広告電通賞の受賞作品が、7月28日に発表された。

 プリント広告、オーディオ広告、フィルム広告、OOH広告、ブランドエクスペリエンス、エリアアクティビティ、イノベーティブ・アプローチの7部門に集まった計1274作品の中から63点の入賞(注1)が決まった。

 注1:7部門の最高賞・金賞・銀賞、 名古屋・九州・北海道3地区の地区広告賞・準地区広告賞、SDGs特別賞・SDGs特別賞優秀賞、特別賞、総合賞

 最高賞・金賞・銀賞の受賞結果から選出される「総合賞」を受賞したのは、サントリーホールディングス。フィルム広告、OOH広告、エリアアクティビティの3部門で最高賞を、2部門で金賞を、4部門で銀賞を受賞した。同社の総合賞受賞は、2年連続、通算27回目となった。
  
フィルム広告部門の最高賞を受賞した、天然水「大自然を味方に」篇
  
OOH広告部門の最高賞を受賞した、天然水「大自然を味方に」篇
  
エリアアクティビティ部門の最高賞を受賞した「Beサポーターズ!プロジェクト」

 広告電通賞は、1947年12月に創設された日本で最も歴史ある総合広告賞。優れた広告・コミュニケーションを実践した広告主を顕彰することにより、広告主の課題解決の道を広げ、日本の産業・経済・文化の発展に貢献することを目指す。全国の広告主、媒体社、クリエイター、有識者ら約500人で構成される選考委員によって選考が行われる。

 第78回の選考対象は、2024年4月~2025年3月(「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」の2部門は 2024年3月~2025年3月)に実施された広告・コミュニケーション作品。デジタル化の加速やAIの普及により、広告・コミュニケーション活動は多様化している。膨大な情報が発信され受容される中、「いかに広告主の考え方・思いを正しく伝え、感じさせ、経験してもらうか」に工夫を凝らした作品が多数寄せられた。

 贈賞式は2025年10月1日に、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催される。なお、贈賞式の様子はYouTubeにて生中継、限定公開される予定だ。

 ここからは、各部門の最高賞および金賞受賞作品を振り返る。

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録