令和女子の解体新書 #02

消えた失恋ソング。令和の若者たちが「失恋離れ」している理由

“失恋しない若者”の恋愛はどこへ行く?


 「恋愛離れ」ではなく「失恋離れ」であるという高校生~大学生を中心とする若者のイマを見てきました。では、これからの若者の恋愛はどうなっていくのでしょう。

恋愛は、もっと”あっさり”と

 失恋という恋愛におけるネガティブな期間が短くなった今、恋愛をポジティブにより捉えられるようになっていると考えます。特に、「出会い」が変化したことで、次の恋愛への心配は軽くなっています。

 さらに、就業率の向上に伴う女性の自立によって、恋愛や結婚を急ぐ必要がなくなっている人も増えています。「恋愛はしたい、けどタイミングが合えばでいい」、「いつか結婚はしたい、けど今絶対にしたいわけではない」そんなマインドの女性が多いのではないでしょうか。

 これまでよりも身軽に、あっさりと恋愛を楽しむ今の若者像が見えます。



恋愛だって、”自分らしく”楽しむ

 恋愛をより身軽に楽しむ若者。スマートフォンによって、彼らの恋愛の選択肢も増え、恋愛も”自分らしく”楽しむものへと変化しています。

 たとえば、「恋愛相手」。SNSによって身近な輪と1つ離れた輪での出会いが増え、「恋愛相手」の選択肢が増えています。趣味のコミュニティを見つけやすくなったことから、アニメのキャラクターやアイドルに恋をして、それを仲間で共有して楽しむという選択肢だってあります。

 「恋愛の楽しみ方」もバラエティ豊かに。Instagramの流行以来、近場でデートを済ますのではなく、ちょっと遠出をして写真を撮って楽しむという若者が増えています。大きな公園にネモフィラを見に行ったり、話題のタピオカのお店まで足を伸ばしたり、簡単に情報を得られることで楽しみ方の選択肢は無限です。

 そして、「恋愛のカタチ」も。”恋愛して上手くいったら結婚”、そんなこれまでの恋愛のカタチにとらわれないさまざまお手本にSNS上で出会うことができます。さまざまなインフルエンサーがそれぞれのSNSアカウントで発信し、十人十色のライフスタイルに共感を得ている現在、あるインフルエンサーは別居婚に挑戦する日々をイラストで発信して人気を得たり、カップルインフルエンサーはさまざまなカップル像を発信して応援されたり。「恋愛のカタチ」だって、自由自在なのです。

 失恋しない若者は、恋愛をもっとフレキシブルに、あっさりと捉え、相手や伝統に流されるのではなく「自分らしく楽しむ」ものへと変化させています。

 恋愛に消極的な若者と言われることが多いですが、恋愛だって自分らしく楽しむ、自分の正解を見つけるのが、スマホネイティブな若者たちだと考えます。
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