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SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #01

InstagramやYouTubeが「カワイイ」を小宇宙化した、私たちはカスタマイズされた未来を夢見る

オフラインでもレコメンド消費で得られる感動を感じたい

 宇宙にある惑星のように、無数に「カワイイ」が存在する現代において、ひとつひとつの「カワイイ」を崇める信者の規模は小さくなっていっている。

 「マス」なんてものはもう遠の昔に存在しなくなっていて、消費者であるわたしたちはいつも、自分たち風にカスタマイズされた情報を求めている。

 だからこそ、強大なプラットフォームにおいて、カスタマイズはさらに重要になってくるのではないか。AmazonやNetflixは巨大なプラットフォームだが、個人に精緻にカスタマイズされているからこそ、何度も訪れ、何度も消費し、カスタマイズされたコンテンツに何度も感動してしまう。

 AmazonやNetflixのレコメンドはデータ分析によるものだが、ことオフラインが重要なカギを握る消費行動においては、「プロフェッショナルによるレコメンド」も重要になってくるに違いない。

 勿論、女子大生など若い子に聞くと、「YouTuberの動画を見てコスメ買ってます!」という子も多いのだが、デパコス(デパートで売っている少し値段が高めのコスメ)などを使う私と同世代の20代女子になると、「なんやかんや美容部員さんに根掘り葉掘り聞いちゃう」という人も多い。

 「ZOZOおまかせ定期便」をはじめとして、プロフェッショナルと個人のコミュニケーションの形式はこれからも多様化していくだろう。

 「自分では出会えなかったけれど、こんなに良かった!」という感動が、洋服や化粧品を買うというオフラインにまたがるプラットフォーム上ででさえも得られるのなら、毎日の暮らしはもっともっと楽しくなるに違いない。
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