“インスタ映え”流行語大賞から2年、今さら聞けない令和女子インスタ事情4選

インスタが令和女子の武器に

 ここまで、インスタの使われ方の変化、今のインスタ事情を見てきました。より日常に近づき、よりコミュニケーションが密に行われるようになったことで、今の女子にどのような影響を与えているのでしょう。

■「会話クリエイティブ」な令和女子

 チャットによるテキストコミュニケーションを普及させたLINE、そして写真のみのビジュアルコミュニケーションを普及させていた2年前のインスタ。今、現在のインスタは、ストーリーズの普及や「理解」メディアへの変化によって「テキスト×ビジュアル（ムービー）」という新たなコミュニケーションを生み出しています。

 また、テキストだけでなく、ビジュアルにGIF動画を重ねたり、質問機能を追加したりできることで、さらに立体的なコミュニケーションへ進化しています。

 「1億総クリエイター時代」と言われますが、インスタがコミュニケーションにおける令和女子のクリエイティビティを格段に進化させているのです。そんなコミュニケーションにおける「会話クリエイティブ」は、令和女子にとってひとつの武器となっていくでしょう。



■「インスタでチャンスを掴む」令和女子

インスタ事情(4)で、インスタグラマーがプロデューサーになっている現象を紹介しましたが、インスタは令和女子にたくさんのチャンスを与える場になっています。

企業からの依頼によるPR投稿は2年前から多くありましたが、現在はインスタを通して自分でビジネスをつくる女性が増えています。自分のブランドを経営する女子、企業とコラボレーションして商品開発を手がける女子、ポートフォリオとして機能させて仕事の依頼を募る女子など、さまざまなビジネス創造の場になっているのです。

「他人の目を気にしすぎてしまう」「いいね！の数を気にし過ぎてしまう」など、ネガティブな意見を言われることもあるインスタですが、今の女性は“インスタ映え”を追求するよりも、身近な人との楽しい会話やビジネスのチャンスなど、表層で終わらない価値のあるものを追求していました。

今後もインスタと令和女子の付き合い方に、注目です。

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