SNS・消費行動から見えてくるアラサー女子のココロ #17

消費における最強ツールは「Google Maps」になっていく、と考える理由

りょかち

2020/01/29

Google Mapsは、現代人の情報収集のヒントが詰まっている


 最近、私がハマっているローカルガイドは、そんなGoogle Mapsに口コミを登録するレビュアーシステムのことである。今回は本筋から逸れるため割愛するが、口コミをどんどん書かせるためのモチベート導線は素晴らしい。

 そうしてGoogle Mapsは、どんどん私たちの情報を溜め込んでいる。Google Mapsでお店をタップすれば、混雑する時間帯や最寄り駅までの交通情報、たくさんの写真と口コミ、そしてもちろん営業時間などの基本情報まで、まとまっているページが見られるのである。

 地図UIは、ユーザーの「イマ思考」ともマッチしているように思える。「イマ思考」とは、事前に予定を立てるのではなく、その場で「イマからなにする?」を考える思考だ(参考:https://note.com/marketing/n/n96a7468e3f96 )。



 ソーシャルメディアや動画コンテンツの流行により時間を細切れにして使い、様々な情報に1分以内に簡単にアクセスできる現代人にとって、「いま、ここから、なにができる?」という情報は使い勝手が良いと推測する。実際、Google Mapsのコンテンツは現在地を軸にしてさらにどんどん進化していて、「周辺で予約無しで入れるお店」など独自のキュレーション情報を表示してくれるようになった。

 現代人の「今すぐ利用可能なインスタントな情報を求める傾向」が強まることによって、位置情報は今後さらに、もてはやされる情報ソースになっていくのではないだろうか。

 そして、そのような消費行動において、地図UIは最強のツールなのだ。他のサービスとの連携UXの強化、情報の網羅性、「今ここから」をサポートする導線。Google Mapsには、現代人が求める「ファストで使い勝手の良い情報提供方法」において、お手本にしたい事例が詰まっている。
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