SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #19

アラサー女子が語る、ウィズコロナ期間に生まれた「4つのトレンド」

 

2.公(おおやけ)とは何か? 新しく生まれた「上半身経済」


 生活の面でコロナが大きく変えてしまったものの2つ目は、”公・私の切り分け”がある。「仕事」は家にあがりこむようになった。それなのに、「家族の暮らし」は家に“凝縮”されている。ビデオ通話でコミュニケーションのほとんどをやりくりするウィズコロナ生活は、ビデオ通話に映る範囲の自分の姿が“よそいきの自分”になる。

 友人から「スーツの上半身だけが売れているらしい」という話を聞いた。その言葉の通り、別の友人は「仕事のときは、ちゃんとした服に“上半身だけ”着替えている」と教えてくれた。さらに、すでに一部のアパレルブランドはその需要に応えた訴求を行っているようだ、以下のような友人のツイートを見かけた。
 
https://twitter.com/monichild/status/1255683296274440192

 「上半身経済」は洋服だけにとどまらない。有名なもので言えば、Zoomのバーチャル背景。Pixarが背景用の動画を公開して話題になった ことを発端に、Netflixをはじめ企業や、カナヘイなどのクリエイターが次々とバーチャル背景を公開した。バーチャル背景を購入すると、飲食店を支援できるサービス もある。

 さらに、リテラシーが高い層ではWEBカメラに需要が集まり在庫切れしたり、ビデオ会議に利用すると化粧して見えるというSnap Cameraが話題になったりした。

 ウィズコロナ時代を生きる現代人にとっては、ビデオ会議で映り込む長方形の枠の中こそが、外につながる「公」なのである。今後は「どのように『公』を演出するのか」、そして「家に入り込んできた『公』から、どうやって『私』を守るか」も話題になりそうだ。
 

3.「インスタ映え」はウィズコロナ生活でも健在


 3つ目は「インスタ映え」だ。インスタ映えと言えば、可愛いスポットやオシャレカフェ・飲食店、またはグルメだが、外出が規制されている現在では、”おでかけ”や”フード”での「映え」を継続して発信するのは難しい……と思っていた。

 しかし、ウィズコロナ時代にいち早く順応したインスタグラマーのみなさんの動きに、私は感動することになる。

 #おうちカフェ #ダルゴナコーヒー #トーストアレンジ #クリームソーダ #フラワーサンド#スヌーピー餃子 #手づくりいちご飴

 これらのハッシュタグをぜひInstagramで調べてほしい。彼女らインスタグラマーは自粛期間も、”映える”楽しさをあきらめず、おうち時間をとっても楽しんでいたのである。家で身近なアイテムを使って楽しめるスイーツや料理を丁寧に紹介しているのだ。

 さらに、グルメアカウントも有名店がテイクアウトやデリバリー、通販をはじめたことにあわせて、グルメテイクアウト、グルメお取り寄せの発信を強化している。

 「おうちにいたって、楽しいことはたくさんある」。そんなことを、私はインスタグラマーのみなさんから学んだような気がしている。

 今後も、制約が厳しい状況下においても、インスタから新しいクリエイティブやトレンドが次々と生まれてくるのだろうと思う。

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