SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #27

あなたの「インスタ映え」はもう古い? 気をつけたい“言葉づかい”の罠

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同じ”韓国っぽ”でも、その言葉が指す内容が違っている

  
 皆さんは、”韓国っぽ”という言葉を知っているだろうか。

 言葉の通り、「韓国風」のものを指しているのだが、近年の若年層での韓国ブームもあり、韓国風カフェや韓国風ファッションは、通称「韓国っぽカフェ」「韓国っぽファッション」としてかなり人気だ。

 「韓国っぽカフェ」が新しくできれば、そこには行列ができるし、最新の若者に向けたファッションメディアを見れば、「韓国っぽ」という言葉を散見する。
        

     
 先日、調査会社出身の経験を活かしてZ世代を研究しているSHIBUYA109lab.所長を務めている長田麻衣氏と話す機会があった。彼女は、毎月SHIBUYA109渋谷店に来店する200人のZ世代と話す機会を設けており、渋谷の若者を知る人物として私が最も信頼する人物のひとりである。

 その彼女に「最近、『韓国っぽカフェ』に行ったんです。韓国っぽって今、白とブラウンを基調にしたナチュラルな雰囲気なんですね」と話したところ、彼女が面白い話を教えてくれた。

 すでに私がカフェとして訪れた”韓国っぽ”と呼ばれる”白とブラウンのナチュラルな雰囲気”から、若者が指す”韓国っぽ”は変化し始めているというのである。
      
    
 彼女が言うには、これまで”韓国っぽ”と呼ばれてきたナチュラルなテイストは「日本の女の子が好きなもの」と定義され、新たに黒をメインとしたモノトーンでモード系の雰囲気を今は”韓国っぽ”と呼び始めているのだと言う。

 しかし、この変化の面白さについて考えたときに思い出したことがある。たしか私が韓国ブームを察知した時、それを代表するものは、カラフルなマカロンやパステル風のファッションに身を包んだK-POPアイドルだった。

 カラフルなものからナチュラルテイスト、そしてモード系へ。同じ”韓国っぽ”という言葉でも、その言葉が指す内容が徐々に変化し始めている。

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