SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #27

あなたの「インスタ映え」はもう古い? 気をつけたい“言葉づかい”の罠

    

まだまだある。時代とともに”意味”だけが変わったトレンド用語

  
 さらに長田氏は面白い話を教えてくれた。「インスタ映え」という言葉も、徐々にそれが指す意味が変容してきているというのである。以下に、長田氏の寄稿記事から引用させてもらう。
  
「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのは4年前の17年。「映え」の定義はカラフルでビビットな色味の写真が主流となっていました。写真の構図も、多くが羽のイラストなど完成度の高いグラフィックが描かれた「映え壁」を背にして撮影されていました。「非日常感」が重視されており、既に出来上がった世界観に若者が参加していく形がとられていたのです。

(中略)

それに対し、現在の「映え」は彼らの日常を切り出したような、自然で飾らない写真であることが重視されています。写真の色味はベージュや白を基調とした淡い色味がマストレンドとなっており、日常の表現を阻害しないようなナチュラル感が意識されています。

(引用:https://senken.co.jp/posts/shibuya109lab-instagrammable
  
 コロナ禍の影響もあるのだろうか。たしかにInstagramを見てみると、昔のように「別世界!」と感じるような投稿は減っているように見える。

 最近、人気のインスタグラマーを覗いてみると、キレイな写真というよりも、文字がたくさん入った機能的情報を提供しているお役立ちアカウントだということも増えた。

 しかし、改めて考えてみると、言葉は同じまま、それが指す内容が大きく変化しているものは数多くあるような気がする。

 例えば「オンラインショッピング」。昔は、Webサイトでモノが買えること自体が新しかったが、今やソーシャルメディアでも買えて当然になってしまった。商品写真だけでなく、商品の動画を見ながら購入できることも珍しくないし、ライブ配信の中で実際のオフラインでの接客のように商品について質問しながらショッピングできる。購入体験は、まるで別物なのだ。

 「原宿ファッション」も、「インスタグラマー」も、「WEBライター」も、「DX」も時代とともに、名前は同じまま指すものがどんどん変化しているのではないだろうか。

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