SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #35

トレンド観察している場合じゃない!若者世代から学ぶ、現代における「情報の読み方」

前回の記事:
「あのアプリは消えた」は安易な見方。分散化するSNSユーザーの正しい眺め方
 

若者世代は、情報取得のプロ


 数年に渡って、「新しい世代の価値観」の記事を書いていると、公開後の反応がカテゴライズできてくる。よくあるのが「へー!自分たちからは全く理解できない」と驚く人と、「何それ!それってどうなの?」となぜか少し怒る人だ。

 例えば、今話題の“タイパ(タイムパフォーマンス)”に関して、若い世代はドラマを2倍速で見るのが普通だと聞くと、「さすが情報過多の時代に生きているだけあるね!」と純粋に驚く人もいれば、「それ、ちょっとした間が楽しめなくなって台無しじゃないか」と怒る人がいる。

 私は若者の価値観を書いてきた当初から、この世代を異星人のように「自分とは違う」と線引きする態度や「若者の新しい態度はけしからん!」と怒る態度が大嫌いだ。そういう人に「なるほどね、ちょっと気持ちがわかるかも」と共感してもらうために、私は日々文章を書いているとも言える。

 ただ、むしろ最近は、情報取得に関する態度で言うと、若い世代を「思いっきり参考にしたほうが良い」と思うことが増えてきた。彼らは「SNSネイティブ」とも言われるように、小さい頃から多様な情報の海に晒されてきており、情報を消化するプロだと言える。だからこそ、本当に勉強になることが多い。


 

情報収集のリテラシーも高まっている


 SNSネイティヴは、そもそも嘘や広告、ヤラセに敏感だと言われる(参考:https://webtan.impress.co.jp/e/2022/07/07/42937)。それも納得ではないだろうか。誰もがご存知のようにデジタルメディアが進歩し、広告もどんどん進化している。昔のように万人に向けた広告だけを目にしているわけではない。

 自分が過去に閲覧した情報に最適化された広告が優先的に目に入るようになり、SNS上のただの感想に見せかけた広告も日常的に目にしている。そうすると、情報を取得する時も「どうしてこの情報がおすすめされているのだろうか」、「これは個人の感想だろうか、それとも宣伝文句だろうか」というフィルターが働くようになるのも納得である。

 Z世代は、情報収集に関する感度もかなり高い。若者へのマーケティングを研究する「SHIBUYA109 lab.」による政治に関する調査では、情報収集の際に「情報ソース(発信源)を確認する」人や「偏った情報にならないように、様々な意見を確認する」人が半数程度いる。


引用:「SHIBUYA109 lab.」

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