鹿毛康司、モダンエルダーを目指す #01

モダンエルダーを目指す鹿毛康司、若手人気ライターりょかちと対談「若者とタッグを組むと凄いことが起きる」

 

エルダーと若者の組み合わせが新たなコンテンツを生み出す


鹿毛 生き残るために、ウサギになって世の中を駆け巡る。それが、りょかちの生き様なんですね。そこで新しいトレンドのタネのようなものを見つけて、これが流行しているなと思ったら、実践してみるわけですよね。エルダーが見習うべき姿勢です。

りょかち とりあえず何でもやってみますね。でも、鹿毛さんのようなベテランの方々は、豊富な知識や経験がありますし、流行を知った上で試してみるコンテンツはきっと素晴らしいものだと思います。特に今はY2Kやレトロカルチャーが人気ですが、若者は昔のことを体験していないので、歴史に知見を持つベテランの方と上手に協力できれば、すごく面白いものができるのではないかと思っています。

鹿毛 エルダーは、若者の感覚や考え方に線を引いてしまうことがあるので、思いっきり反省して、もっと若手と知の交流をすることがますます重要になっていると感じています。ひと昔前は「先輩が上で、後輩が下だ」という暗黙のルールがあったけれど、今はお互いの得意領域を認め合って、新たなコンテンツを生み出すことが重要ですね。りょかちの得意領域は「ウサギになって、そこに起こっているものをフワリと明確化しまうこと」だと思うんですよね。

りょかち そうですね。誰かが「言語化する前のもの」を見つけるのが好きです。

鹿毛 言語化するだけでなく、記事化するだけでなく、何かもっと生み出すということに力を入れたいですか。

りょかち それは、ぜひベテランの方と協力したい部分ですね。若者として思うのは、トレンドには詳しいけれど、それを具体に落とし込むスキルはベテランの方のほうが豊富だということです。だから、それができるベテランとトレンドに詳しい若者の組み合わせが最高だと思います。

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録