鹿毛康司、モダンエルダーを目指す #01

モダンエルダーを目指す鹿毛康司、若手人気ライターりょかちと対談「若者とタッグを組むと凄いことが起きる」

何らかの「オタク」になれ


鹿毛 本当はね、もっと若者と交流して「実際のところどうなの?」なんて会話をしたいんですけど。つい仕事での立場で偉そうにしたり、説教したりしてしまうんです。私のことなんですけどね(笑)。

だから会合でも「早く帰ってほしい」という空気に負けて、何も話せずに終わることがよくあります。年齢関係なく、立場関係なく若い人たちとお話できる状況は、どうやったら作れるでしょうね。
  

りょかち 何かのオタクになるのはどうですか。私はBTSオタクなのですが、その中では世代も社会的な立場も関係なく、仲良くできますから。

鹿毛 そうだ! たしかにオタクには上下がない。

りょかち そうです。鹿毛さんの周りには、西川貴教さんのファンが多いですよね。そこでは、年齢も関係ないんじゃないですか。

鹿毛 たしかに、関係ないですね。西川貴教さんのファンには、看護師さんもいれば、居酒屋のお姉さんもいますもんね。いろんな人がいるんだよね。実は先日、西川ファンクラブに紛れてイベントに参加したら、みんな優しく受け入れてくれて、いろんな話をしてくれました。

りょかち 仕事だと、どうしても年次や立場が気になってしまいますが、オタクで集まれば、年齢も立場もバラバラな人と交流できますからね。

鹿毛 なるほど。たしかに、フラットに情報を集められるなあ。今日は、りょかちとフラットにお話できてとても楽しかったです。対談というカタチは、やっぱりいいなあ。りょかちから思ってもいなかった視点をもらえたし、本当にありがとうございます。まずは裏アカを10個作ってみますね。
  
 
鹿毛の対談後記

 初めてりょかちとお会いさせていただきました。彼女の書いた記事にはいつも新たな視点があって勉強させられていました。いったいどうやって時代を言語化しているのだろうとずっと不思議だったのです。謎が解けました。裏アカ10個もそうですが、彼女は楽しんで汗をかいて時代をかぎ取っています。そしてプロフェッショナルとし記事を書いています。
 マーケターはちょっと努力を怠ると大切なものが見えなくなります。彼女のように「うさぎ」になって時代をぴょんぴょん飛び回ろうと思いました。
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