若者は「体験」からの逆算で買う。毎月200人に会って見えた最新消費トレンド【SHIBUYA109 lab.所長 長田麻衣氏】

 

「好き」という共通価値

中村　いろいろな界隈があるとのことですが、そこに共通している価値はありますか。

長田　「好きだから極めたい」ですかね。「好き」は、大切なキーワードだと思います。「好き」で集まっているのが界隈なので、共通の好きを共有できるSNSは重要です。

中村　「好き」を極めた先に界隈が存在し、SNSで共有するんですね。ほかに押さえておくべきポイントはありますか。

長田　企業のSNS運用で、若者に接触しようと、なんとなく投稿しているケースが多い印象があります。界隈ごとにルールや特徴があるので、そこをしっかりと調べてから企画を練って実行に落とさなければ効果は出ないと思います。

※後編「現代のマーケターが知るべき若者の消費傾向、キーワードは「共創」「参加」「体験」「界隈」【SHIBUYA109 lab.所長 長田麻衣氏】」に続く

他の連載記事:

トップマーケターたちに聞く価値共創時代のマーケティング　の記事一覧