調査レポートSponsored
生々しい事例から考える、BtoBマーケティング推進における難題「部門間連携」への向き合い方
事例5:開発プラットフォーム会社/執行役員Eさんの場合
- *アプリなどの開発プラットフォームを提供。
* Eさんは金融向け事業の営業責任者。
最後は、部門間連携の課題を感じていないという少数派の事例です。
元々、いわゆる「THE MODEL」として知られる組織運営をしてきましたが、あまり上手く機能していませんでした。たとえば、インサイドセールスが社内に顧客を紹介してもフィールドセールスは忙しくて失注してしまうため、インサイドセールスが自らオーバーラップして受注に繋げてしまう事象が起きていたということです。
ただ、事業部として独立採算制を取っていることもあり、結果的に売上につながる動きであればEさんの裁量で次々に推進するスタイルでした。その結果、フレームワークに厳密に従うよりも、実際に成功に結びつく方法を優先するスタンスが採られていました。
また、他の例では同社の他部門へシステム開発の依頼をするときに、リソース不足やスピードがネックになるため、ある時期から社内のメンバーを使わず、すべて外注に切り替えました。各外注先でそれぞれに役割を分けて仕事を任せるようにしたことで、スピードが加速しました。
部門間連携がスムーズに行われることは理想ですが、それ自体は手段であり、状況によってはあえて部門間連携をしないことで売上をつくっていく道があることを教えてくれる事例です。
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11月28日に開催決定、リクルートが登壇
今回のコミュニティ活動で、定量的なアンケート調査からは見えない各企業内のリアルな事情が浮き彫りになりました。問題の背景は各社さまざまですが、どこか共通点があったり、対話の中から解決の芽が見出せたりと、参加した私自身もとても有意義な時間を過ごせました。
PMFコンサルティングでは、今後もコミュニティ活動を月に1回程度継続していきますので、参加希望の方はお気軽にご連絡ください。驚くような企業の方も参加されますので、ふらりとご参加されることをオススメします。
最後に告知です。今回ご紹介したコミュニティ活動は、5~6人から成る少数の座談会形式で運営していますが、次回は、「リクルートグループにおける『マーケティング、営業、経営の連携』について」と題して、リクルートの現役部長とOBをお呼びし、規模を大きくして開催されます。
日本のトップを走るリクルートの部門関連携のリアルを、余すことなくインプットしましょう。申し込みは先着順で、予告なく受付終了となる場合がありますので、ご参加希望の方はお早めの申し込みをお願いします。
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開催概要
- 名称
- リクルートグループにおける「マーケティング、営業、経営の連携」
- 日時
- 2023年11月28日(火) 17:00~19:00
- 会場
- COWMAN STEAK CLUB
東京都港区赤坂2丁目20-19 赤坂菅井ビル地下1階 - 参加費
- 無料
- 定員
- 30名 ※先着順
- イベント詳細
- 17:00~17:30 リクルートグループにおける「マーケティング、営業、経営の連携」について
<登壇者>
・元リクルート経営企画部長 木村 博史氏
・リクルートスタッフィング人事部長 中西 敦氏
・LINEヤフー/PMFコンサルティング顧問 菅野 勇太氏
・PMFコンサルティング CMO 木下 博史氏
17:30~19:00 懇親会
・シェフ自慢の料理を用意しています。
・飲み放題です。 - 主催
- PMFコンサルティング
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