鹿毛康司、モダンエルダーを目指す #05

総再生3.6億回超の天才YouTuberはどうやって生まれたのか。過去の栄光を捨てて変身し続けるJunko☆とは何者か。

 

「肌感覚と調査で勝ち筋をつかむ


鹿毛 ちゃんとそこにあるものを見に行く、調べるということがJunko☆さんの成功の秘密ですね。皆、調査ならやっていますと口にはされるけれど足りていない。そこいくとJunko☆さんは徹底しているということですね。

Junko☆ 言葉にはできないけれど、肌感覚で得られるまで調べます。ダンサーの頃の話に戻るんですが、私はダンスを大学から始めてライバルに比べて遅かったので、「早く勝ちたい」と思っていました。それで何をしたかというと、図書館に通って松下幸之助やホリエモンなどのビジネス書を読みまくったんです。たくさん考えました。その結果、「賞金ハンター」と呼ばれるほど結果を残しました。

鹿毛 面白い話ですね。どのようにうまくいくのでしょうか。

Junko☆ たとえば「Legend Tokyo」というダンスの大会では、まず事前に会場で審査員席からの見え方とかを研究しました。この大会は初回開催日が東日本大震災の影響で延期になったんですが、その自粛期間の間、いてもたってもいられなくなり、被災地のボランティアに1週間参加しました。そこで、被災地の方々の強さや、人間の魂のようなものを、それこそ肌感覚でビシビシと感じ、その想いをすべて詰め込んだ作品をつくったんです。そして「Legend Tokyo」のシルクドソレイユの賞を獲得するに至りました。それが「千手観音ダンス」で、水森かおりさんと紅白歌合戦にも出たダンスです。
 
【千手観音ダンス】紅白出演!世界が認めた日本人女性ダンサー振付師Junko☆ Legend Tokyoシルクドソレイユ賞 千手観音 日本

鹿毛 どこまでも現場に行って肌感覚で吸収して、勝ち筋を見つける。賞金も稼げるのですか?

Junko☆ 賞金はすごく少なかったですよ(笑)。でも賞金以上のものになってます。

鹿毛 最後に聞きたいんですが、Junko☆さんにとって仕事とは何ですか。

Junko☆ 趣味ですかね。または、自由を実現するものでしょうか。心から楽しんで、相手も楽しませているというのが、私のやっている仕事だなと思います。

鹿毛 人に喜んでもらう活動で売上を作り上げる。世界平和につながる。その手段がYouTube。仕事を趣味だと言い切れるのは、自分なりの仕事観がきちんとあって、それをきちんと全うできているから。過去の成功に縛られずに前に前に向かうJunko☆さんの生き方だとか考え方に学ぶべきものがたくさんありました。今日はありがとうございます。

Junko☆ こちらこそ、たくさん話を聞いていただいてありがとうございます。お礼に、写真撮影のポーズをつけさせてもらって良いですか(笑)。
   Junko☆さんが一瞬でつけてくれたポーズ
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