鹿毛康司、モダンエルダーを目指す #06

未経験だらけの仕事に挑戦し続ける31歳、20代転職サイト「Re就活」の学情で不思議な能力者を見つけた

 

各社をベンチマークしてリサーチし、決算説明資料のつくり方も体得


鹿毛 現在の経営企画部マネージャーとは具体的に何をするのですか。

 広報やIR、あとは社長案件です。

鹿毛 IRって簡単に言うけれど、アクティブIRは投資家から投資してもらうことを考えるのと同時に、買収から会社を守ることも考える必要があります。プライム上場で株式公開されているとレギュレーションも多いですよね。

定 はい、東証再編によりプライム市場に上場し、開示の拡充が求められるタイミングでIRに関わるようになりました。最初は管理部門と連携しながら、IRの任意開示のリリースを書いたり、決算説明資料の見せ方について検討したりしました。決算説明資料は、決算後の損益や各サービスの進捗とKPI、キャッシュフロー、貸借対照表、最近だとESGもスライドで説明できるようにしていきました。
  

鹿毛 その若さで上場企業の経営の数字を当たり前のように話している。それも飛び込み営業から1つずつこなして、いつの間にか上場企業の決算書までつくって提案している。素晴らしいことですよ。

 ありがとうございます。IRは参考にできる書籍があまりないので、ひたすら他社の決算説明資料を見ました。まずは表彰されている企業のIR資料を上から順番に見て、最終的には同業他社や同じ規模感の会社を見ていくと、学情との違いがやるべきことがわかってきました。

鹿毛 徹底したベンチマークですね。あと先ほど、「社長案件」と軽く言いましたが、プライム上場の社長案件といったら、外部にも内部にも言えない案件ですよね。



当然、上場企業の社長案件なので定さんはそれ以上のことを話せないと思いますので、僕の想像で話すと、各部署からの発案を社長が判断しやすいように整理して、社長が社内のミーティングにジョインできるように調整しなくてはいけない。案件を整理するには社内の仕事をすべて理解していて、社長に話ができる必要があります。社長に話をしたり、その話を現場に伝えたりして、話が進むように調整することが仕事ということですね。

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