最先端のマーケティング手法を探る~「VTuber」という新たなマーケティングの可能性~ #05

東京ドームシティを舞台に仕掛けたコラボ企画「hololive CITY」、期待を超えた驚きの集客力

 

まずは、社内でVTuberへの理解を深めることから始まった


―― VTuberの起用を進めるにあたって、調整などで苦労した面はありましたか。

奥谷 社内もグループ企業もVTuberを知らない人が多かったので、一番はVTuberやホロライブさんを知ってもらい、その理解度を上げることに時間がかかり苦労しました。何をするにもリスクは付きものですが、そもそもVTuberにはどのようなリスクがあるのかを検証するところからスタートして、しっかり理解してもらうことが大変でした。

中野 どのように理解度を上げられたのでしょうか。

奥谷 ホロライブさんには東京観光大使を務めておられた「さくらみこ」さんがいるなど、公的な実績があるので、そうした内容を紹介していきました。また過去によみうりランドで、コラボレーションした実績があり、自分自身がご一緒したことがあったことも大きかったです。
  
東京観光大使に選ばれたホロライブプロダクションのタレント(左から)「がうる・ぐら」さん、「森カリオペ」さん、「さくらみこ」さん

中野 当社としても、VTuberという文化やホロライブというブランドの認知度を上げ、一般社会に浸透させていきたいと考えています。また、企画のプランニングからディレクション、エグゼキューションまでを一貫して手掛けるのも当社の営業の特徴です。

奥谷 中野さんと一緒に企画を考えながら、「VTuberならこういうこともできるんだ」という発見の連続でした。コラボ企画はアイデア次第でその可能性を大きく広げられると気付きました。

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