食のビッグデータ最強タッグ「クックパッド×ぐるなび」のトレンド分析 #04

サラダのトレンドは、内食と外食で違う?【ぐるなびとクックパッドから見えてきた食トレンド】

ブームが継続しなかったサラダとは?

 さて、一方のブームが継続しなかったサラダには、どういったものがあっただろうか。外食という視点でいうと、例えば「ジャーサラダ」がそうだ。おしゃれな外見と、一度にとれる野菜の種類や量の多さ、携行しやすさが受けて2014年から2015年に一大ブームとなった。

 内食では、つくり置きサラダや、常備菜ブームの先駆けとなったと考えられるものの、外食においては手軽に提供しにくいこともあり一時的なブームにとどまったものだ。

 
ジャーサラダの取扱指数の推移
  
 今回の試行では、過去のある時点でのみ流行ったサラダを店舗取扱メニューという観点からはあまり抽出できなかったこともあり、短期間で終了するブームと、ブームをきっかけとして根付くメニューについて、どういった条件を満たすとどちらになるのかといった関係性をはっきりと見出すことはできなかった。  

 一方で、チョレギサラダのような外食ー内食の連動性が見られるサラダがある中でランキング上位のメニューは外で食べるメニュー/家で食べるメニューとそれぞれの傾向がみられた。

 次回は、クックパッドの村上さんから、内食視点では短期間で終了するブームと、ブームをきっかけに根付くメニューの特徴があるのかということと、内食×外食のデータを俯瞰してみることで「食マーケティング」をどのようにより精度の高いものにできそうかについて伺ってみたい。
他の連載記事:
食のビッグデータ最強タッグ「クックパッド×ぐるなび」のトレンド分析 の記事一覧
  • 前のページ
  • 1
  • 2

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録