ADFEST 2023レポート
「広告」を越えた、「社会課題」の発見が求められている【リクルート 萩原幸也 「ADFEST 2023」現地レポート】
社会課題の発見がクリエイティブ
今回は、現地レポートと印象的なセミナーと受賞作を紹介しました。近年のカンヌライオンズと同様に、従来の広告コミュニケーションという範疇を越え、社会課題を解決するサービスが評価されていると実感しました。紹介した作品の他にも、貧困課題、ジェンダーやアクセシビリティなどに対して、新しい技術やアイデアで取り組んだものもファイナリスト以上で多く見られました。
アドフェストに参加して思うことは、我々のような広告主側も「広告」から範囲を広げて、「課題」を考える必要があるということです。私たちが向き合う社会問題はより複雑化しています。そうした問題の発見自体がクリエイティブであり、新しい価値もそこから生まれます。
また、企業単体では解決できないような問題でも、クリエイターや他社とのコラボレーションにより乗り越えることができるかもしれませんし、そうしていく必要があると思います。久しぶりのアドフェストは、そうしたヒントを得られる場であったと、感じました。
最後に、蛇足ですが、なぜか会場に置いてあったパンチングマシーンで会期中に3位を獲得しました。来年は1位を目指して精進します。
現場からは以上です!
日本アドバタイザーズ協会(JAA)にて、アドフェスト2023の報告会を開催予定です。審査員や、萩原氏も登壇予定です。詳細は今後、JAAのサイトに掲載予定ですのでご確認ください。
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