London International Awards
【LIAレポート】電通の若手コピーライターが体験、次世代のクリエイティブリーダーを本気で育てるプログラム
白熱の審査室にて
アワードの審査は、事前に見学したい部門の希望を出せました。私が選んだのは、クリエイティブストラテジー部門。いいクリエイティブは、だいたいストラテジーが大事でしょ!と思っていたし、幅広いアウトプットの作品が揃う部門で、どんな言葉と出会えるか興味があったのと、ストラテジーを評価するって難しいのでは?どんな議論がされているんだろう?と気になったので。
クライテリアは4つ。①何を解決したか? ②インサイトは新鮮か? ③アイデアにオリジナリティはあるか? ④インパクトのエビデンスはあるか?
膝を打つようなアイデアだけでも、それをやりきる熱量だけでも足りなくて。それが結局何を変えたのか、どんな影響を世の中に与えたか。インパクトがめちゃくちゃ大事というわけです。・・・なかなか厳しい戦いじゃないですか?
「これは本当に解決するべき課題なのか?」「一時的なもので、中長期的効果は見込めないのでは?」「影響力は大きくないが、最初の一歩を踏み出せた意義は大きいのでは?」など、さまざまな視点から意見が飛び交い、白熱する議論を目の当たりにできたのはとても刺激的でした。
グランプリは、最後の最後まで争っていました。Essityの「LiveFearless」とAXAの「Three Words」の2択。見学していた私たちも意見は半々に分かれていました。ビジネスチェンジの側面や、マーケティングとしての効果、社会へのインパクトという点では両者譲らなかったですが、LiveFearlessのこれまでずっとタブーとされていたことを何年もかけて打ち破り、社会を変えていった事実はやはりグランプリに値する、という結論に。
クリエイティブストラテジー部門でグランプリを受賞した、スウェーデンのパーソナルケアメーカーEssityの生理用品Bodyform/Libresseの作品「LiveFearless」
また「この部門が、ストラテジー部門ではなく “クリエイティブ” ストラテジー部門である意味を考えたい」と主張する審査員もいました。たしかにLiveFearlessはクラフトも素晴らしいですよね。うーんなるほど。


ケースフィルムでだいぶ点数上げられるんだな。あ、ディスクリプションってこうやって表示されるんだ。読みやすいように工夫しなきゃな。など、今後の応募の役に立つ学びも。




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