幅広い業界で、デジタルマーケティングやマーケティング組織構築を経験


 パイオニア CMO 最高マーケティング責任者を務めてきた井上慎也氏が、湘南美容クリニックの運営などを手がけるSBCメディカルグループホールディングス(SBC Medical Group Holdings, Inc.)およびSBCメディカルグループ株式会社のCMOに就任した。

 井上氏は、大阪大学大学院を卒業後、2004年にP&G Japan入社し、ヘアケアカテゴリーを中心としたオンラインマーケティングを担当。2008年から外資製薬企業のイーライリリーにてeBusiness変革業務に従事。2010年よりアドビ システムズ 株式会社にて、クリエイティブ・ソリューション事業のデジタルマーケティング全般の統括・促進と企業ブランディング活動を担当。2018年3月よりKDDI株式会社にてデジタルマーケティングと全社コミュニケーションの改革に従事。2021年4月よりパイオニア株式会社で新製品の立ち上げ、全社のマーケティングプロセスと組織の構築に取り組んできた。

 また、アジェンダノートが主催する「マーケティング人材育成・組織開発研究会」にも参加。「今、どんなマーケティング人材が必要なのか」「どのように育てていけばよいのか」「組織やチームとしてどう成長していけるのか」といったテーマに、強い関心を持って取り組んできた。

参考記事:マーケティング組織を進化させる「型」とは? “守破離”に学ぶ、再現性ある人材育成の原理原則

 SBCメディカルグループホールディングスは、2000年に神奈川県藤沢市に開院した湘南美容クリニックを起源とする美容医療グループの持株会社。2024年9月に米ナスダック市場に上場した。国内外に200院以上のネットワークを展開し、2023年度の売上高は1億9300万ドル(289億円)を計上。売上高の年平均成長率は5年間で24%と急成長を遂げている。

 美容医療のイメージが強いが、不妊治療や関節の再生医療、眼科のICL・レーシック治療など、自由診療に重きを置いて一般医療の分野にも進出している。2035年には「日本で最も多くのお客さまに選ばれる医療グループ」、2050年には「世界で最も多くのお客さまに選ばれる医療グループ」の実現を目指し、事業基盤の拡充と医療の価値向上に取り組む。

 井上氏は、幅広い業界におけるマーケティングの実務経験、およびマーケティングプロセス・組織の構築経験を活かし、SBCメディカルグループホールディングスおよびSBCメディカルグループ株式会社のさらなる成長に貢献していく。

 就任にあたり、井上氏から寄せられたコメントは以下の通り。

 「昨年、米ナスダックへの上場を果たし、まさに変革期ともいえる第2創業期を迎えているSBCメディカルグループホールディングスに参画できることを、大変光栄に思っております。同社は、2000年の藤沢院開院以来、相川CEOが掲げる『美容医療をもっと身近に』という信念のもと、多くのお客様の『自分らしく、前向きに生きたい』という純粋な願いに寄り添い続けてきました。美容医療を、特別なものではなく日常をより豊かにするための選択肢の一つとして、社会に広めてまいりました。私もその一員として、これまで培ってきた経験と知見を活かし、市場の健全化とSBCメディカルグループのさらなる発展に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。また、今後マーケター採用の強化を行っていきます。テレビCMなどのマス広告から各種デジタル、AI活用まで幅広く最新手法の経験もできる、マーケターのキャリアとして非常に魅力的なポジションもありますので興味がある方はぜひお声がけください」