ダイバーシティとは、単に女性やグローバル人材の登用ではない

 本気でイノベーションを起こしたいならば、違う考え方やものの見方をあえて取り入れることが大切です。

 昨今、「Diversity(ダイバーシティ)」の推進が語られる中、その重要性についての議論がなされています。



 色々な意見はあるかと思いますが、私はダイバーシティこそイノベーションにとって重要な存在だと思っています。ダイバーシティがなく均一な考え方をする人だけの組織からはイノベーションが生まれにくいのです。

 そしてダイバーシティは、単に女性やグローバル人材の登用を数値で示すといった表面的なことではなく、違う考え方やものの見方を尊重して、進んで耳を傾けるという意識や姿勢、文化であると思います。

 それによって、無意識のうちにがんじがらめに囚われていた「現状」に風穴があき、新しいイノベーションの風が吹くのです。そして、その結果は売上や利益にしっかりと反映されるはずです。