ユーザーが「自分で発見した」と感じられる演出が大切
これに限らず、PRやマーケティングにおいて忘れてはならない視点は、「誰のために何をするか」です。情報を受け取る側に不快な思いをさせるのは論外ですし、耳障りのいい「数」の定義だけでクライアントを説得しようとするエージェンシーの姿勢はいかがなものかと思います。自分もPRマンの端くれとして、清く正しくSNSを活用し、クライアントの要望に応えたいと思っていますが……そう思うと、前出の女友達の「自分で見つけたお気に入りのクリーニング屋」感は参考になります。私に説明しているときの熱量といい、嬉しそうな顔といい、すでに半分ファンになっている感じでした。
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日進月歩のこの世界、ユーザーのうかがい知れぬところで、すでにそのようなシステムが機能していて、彼女は「自分で見つけた」と思っていても、実は「見つけさせられていた」という可能性も無きにしも非ず、ですが。
リアルタイムで皆がどんなふうにSNSを活用しているのかもっとリサーチするためにも、若い女性との飲みの場を増やさないといけない。そんな結論に達しました!(笑)