「共創」の本当の価値は何か?

 ここまで、アイデア発想や合意形成における「共創」の有用性を紹介してきましたが、これからも「共創」の必要性は高まっていくと思っています。

 その背景には「人はひとりでは変われない」という考えがあるためです。どんなに優秀な経営者も一人でアイデアを考えたり、意思決定したりするのは難しいものですし、もちろん一人だけで大きな事業を創り上げることもできません。

 覚悟と責任を持って、あらゆる選択肢を検討しながら挑戦する人にも、外部からの支援は必要で、その際のスタイルとして共創型は主流になっていくでしょう。

 また、サインコサイン自身も多様なメンバーが起点となって様々なチャレンジ・実験を仕掛けていくために、共創というスタイルをもっとも重要な組織文化の1つに据え、これからも発見した気づきや新しい手法をどんどん共有していけるようにしたいと思います。

 それではまた次回、違った視点からの「毒味」をお待ちくださいませ。