顧客とのいい関係値づくりは変わらない
今回のカンファレンスのテーマ「変わるもの、変わらないもの」に対して、このセッション内で変わることばかり話していたので、菅氏から「変わらないもの、変えないものは何ですか?」という問いが投げかけられました。
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菅 恭一氏
それに続けて、田部氏は「結局、いままで議論してきた内容は古典に書かれていることも多く、昔から語られているもので、今も重要です。表層的に時代に応じて変わることもあるが、だからこそ、マーケティングのベーシックな発想を大切にすること。」と、まとめました。
高広氏も「(マーケティングや広告の仕事と役割は)顧客とのいい関係づくりだということは過去も未来も変わらない。 そして(マーケティングや広告の従事者は)そうしたしごとに対するパッションを変えずに保ち続けることが大事だ」とまとめます。
時代は変わり、それに応じて考え方は変わり、ツールやソリューションは絶えず進化を遂げています。しかし、マーケティングの根本である顧客理解と価値提供という構造は変わりません。変わらない、変えてはいけない大事なものに改めて目を向けて真摯に取り組む。そして変えなければいけないものは、怖がらずにどんどん変える勇気とバイタリティがこのオープニングキーノートで確認できました。
さて、次回のレポートに続きます。お楽しみに。
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