生活者の関与が高まる「瞬間」を狙うためには?
前回は、①Large PDCA ②Small PDCAという2つのPDCAを継続的に回していくために「KPI」をどのように設定すべきか、という考え方を紹介させて頂きました。今回は、2つのPDCAのプランニングの骨子となる「モーメント」という考え方について紹介させて頂きます。
【モーメントとは】
スマートフォンの普及によって、自宅でテレビを見ている時や電車で移動をしている時など、あらゆる場面で瞬時に情報収集が出来るようになりました。Googleはそのような「人々が『何かをしたい』と思い、反射的に目の前にあるデバイスで調べたり、購入したりという行動を起こす瞬間」をMicro-Moments(マイクロモーメント)と定義しました(注1)。すなわち、Moments(モーメント)とは「生活者の商品やサービスに対する関与が非常に高まる瞬間」と捉えることが出来ます。
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