理想的な接客のバトンパスを実現
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社内理解が深まることによって、例えば「ソーシャルメディアで商品を紹介→反応数が多い商品の店舗での陳列場所見直し」といった店舗への指示が、店舗管理部門から自然発生的に起こるようになり、オンラインからオフラインへの接客のバトンパスの理想的な形を実現することもできた。
実店舗を有する小売業でのデジタル部門のミッションでもあるオフラインへの貢献も、オンラインの取り組みだけでは不十分であり、このようなオフライン部門との社内連携が不可欠であることは言うまでもない。
耳ざわりがよい横文字を並べることが自己陶酔で留まり、周りから理解されていない状況に陥っていないだろうか。
今回ご紹介したチラシの事例は、筆者経験のひとつに過ぎないので、ぜひみなさんの社内の共通言語を見出していただきたい。そしてその共通言語が、社内理解を深める突破口になることを心から期待している。