カンヌが新たに打ち出す方針 「脱・現状」「反・現状」
今度、新しく開設される「クリエイティブ・ビジネス・トランスフォーメーション部門」の審査委員長への就任が予定されているIsobarのRonald Ngのセミナーです。
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「クリエイティブなビジネス・トランスフォーメーション」を審査するとは、いったいどんな部門なのでしょうか? Ronaldが繰り返していたキーワードは、「un-status quo」。Status quoは「現状」という意味ですから、「脱・現状」「反・現状」といったところでしょうか。
過去の事例で、この分野にも相応しいものとして挙げていたのは、アップル社がアップルストアを様々なレッスンの場などにした「Today at Apple」や、ケンタッキー・フライド・チキンChinaがスマートフォンによりWeChat上で商品を買えるようにした「KFC Christmas Pocket Store(KFCは中国全土で約5800店あるがそれでも24万人に1店舗の割合に過ぎない)」などを挙げました。
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さらに彼が言った、「Transform or die!」という言葉も記憶に残っています。少しだけど、新しい部門のイメージが湧いたような気がしました。
LIONS Liveは会期を過ぎてもオンデマンドで録画を視聴でき、また新しいセミナーも追加されているようです。ちょっとのぞいてみては、いかがでしょうか?