よりインパクトのあるサプライズのためにコラボする
―― 近年では、ユニクロやガンダムなど幅広い企業やコンテンツとコラボレーションしています。どのような狙いがあるのでしょうか。
コラボレーションは、約15年前に写真甲子園で優勝実績があった真和志高校写真部とのコラボ が最初で、翌年にデザインを立ち上げていた浦添工業高校とのコラボ企画 でスッパイマンのキャラクターが生まれました。それを多くの地元メディアが取り上げてくれたのです。我々がリーチすることのできなかったお客さまにも知ってもらえ、ブランディングにつながることがわかりました。
今ではユニクロやガンダムに加えて、カルビーのポテトチップスや沖縄出身のアーティストであるビギンなどともコラボレーションできるようになりました。大手企業や有名なアーティストとのコラボレーションを重ねていくうちに、また別のオファーをいただくという好循環が生まれています。
コラボレーションもホリゾンタル(横軸)だと捉えています。その利点のひとつは、本土でコラボ商品をつくると、沖縄で発送するよりも送料がかからないことです。物流コストを考えると、今後はさらに積極的にコラボレーションを進めることが重要になるかもしれません。
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――大手企業からオファーが来る要因は、どこにあると思いますか?
ひとつは沖縄の中小企業でありながら、全国展開しているブランドであるという希少性だと思います。そもそもコラボレーションは「このブランドと、このブランドがコラボするの!」というサプライズがなければ、お客さまの期待値を上回ることができません。スッパイマンとのコラボレーションがお客さまへのサプライズになると期待していただけるのだと思います。