関西発・地方創生とマーケティング #14

人気の「八代目儀兵衛」社長が語る、老舗の生き残り戦略。米屋が料亭、ギフト通販も展開

橋本社長の掲げるビジョンと展望


 最後に、橋本社長の掲げるビジョンについて聞きました。それは「お米の価値観を変える、伝える」です。



 お米には価値がないと思う人の考えを変える。どんなお米を選べばいいのか知らない人が多い中、それを八代目儀兵衞らしく伝える。そうすることで、日本のお米の価値を向上させ、ひいてはその美味しさを海外にも伝えられる。その結果、日本の価値も向上させたいとのことです。

 やはり京都人の目は、世界を向いているのかもしれません。今後の展開についても伺ったところ、「祇園と銀座のようなハイラインの飲食店だけでなく、もう少しカジュアルなセカンドラインも展開していきたい」とのこと。

 近いうちに、私が所属する都ホテルとコラボレーションできる日が来るといいなと思う、そんな取材でした。
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